Wall Street English

今週の焦点

インフレ懸念の消えないアメリカ、今週気になる発表はこれだ。

Because of the focus on inflation, the Consumer Price Index (CPI) being released Wednesday will be critical.

Economists surveyed by Briefing.com expect that both CPI and core CPI - which excludes volatile food and energy prices - rose in July.

水曜の消費者物価指数が注目される。Briefing.com の調べによれば、エコノミストたちは指数の上昇を予測している。

Bubble sitting

Bubble sittingという言葉をご存知だろうか。Bubbleはバブル経済でお馴染みのバブル、sittingは座っていることだ。バブルに座る?それでは説明しよう。

Some - known as bubble sitters - are acting on their conviction. They're cashing out by selling their homes and renting, figuring they'll return to the market after prices have fallen.

米国住宅市場が下げ始めている。そこで、ある人たちは実際に高値圏で家を売って、借家に引っ越した。狙いは、住宅市場が底を打ったところで、また家を買おうというわけだ。これがBubble sittingの説明だが、はたしてうまくいくだろうか?

迷惑なニュース

先ずヘッドライン。

Travel Fears Could Hurt Airlines

旅行恐怖は航空会社に悪影響。

米国に向かう航空機爆破を企んでいたテロリストが、ロンドンで捕まった。夏休みの旅行シーズンだけに、嫌なニュースだ。

一転反落の午後

お昼頃から、マーケットには売り物が目立ち始めた。主に売られたのは景気循環株だが、こう説明されている。

A renewed wave of selling sends the indices to session lows as investors continue to sell cyclicals amid uncertainty as to just how much the economy is slowing.

米国経済の減速が、どの程度なのかハッキリしない不安感から、投資者は景気に影響されやすい循環株を売った。

18回連続は無かった

先ずヘッドライン。

The Fed pauses, but ...

金利は据え置かれたが、、、、

予想されたように、連銀は短期金利を引き上げることはなかった。しかし、状況しだいで今後も利上げが実行される可能性が示され、投資者は嬉しさ半分、といったところだ。

ウンザリなニュース

高いガソリンに閉口する消費者に、嫌なニュースが飛び込んできた。

BP closes Alaska oil field; crude prices spike

英国の石油会社、BPがアラスカの油田を閉鎖し、そのためオイル価格が跳ね上がったことを報じる見出しだ。

パイプラインに腐食が発見されたのが閉鎖原因だが、これで毎日40万バレルにおよぶオイル生産量が減る。世界的なオイル供給量に大きなダメージを与えることは無い、と報道されているが、アメリカ西海岸州でのガソリン値上がりが間違いない、ということだ。

失業率、予期せぬ上昇

まずヘッドライン。

Unemployment Rate Climbs to 4.8 Percent

米国失業率が、4.8%に上がったことを報じた見出しだ。失業率上昇の原因は何だろうか?バンク・オブ・アメリカのアナリストは、こう述べている。

Companies are feeling the strain of rising costs for energy and raw materials as well as higher interest rates. They also remain uncertain about the economy's prospects for the balance of the year.

上昇するエネルギー・コスト、原料、そして短期金利が負担になり、今年後半に不安があるようだ。

8月に金利引き上げは無い!

まずヘッドライン。

'Fed will definitely pause'

連銀は間違いなく一休みする、ということで、来週のFOMC(連邦公開市場委員会)で金利引き上げの可能性が無くなったことを強調する見出しだ。

これを言ったのは、世界最大の債券ファンドを指揮するビル・グロス氏だ。更に氏は「The bear market in bonds is dead.」、という債券市場のベアマーケットが終了したことを宣言している。

以外だった利上げ

先ずヘッドライン。

Bank of England hikes key rate to 4.75%

英国の中央銀行、バンク・オブ・イングランドは、短期金利を4.75%に引き上げた。

欧州中央銀行の利上げは予想どおりだったが、バンク・オブ・イングランドの金利引き上げは予想されていなかった。この利上げは、こう説明されている。

The Bank of England explained that the pace of economic activity as quickened in the past few months, and that higher energy prices have led to greater inflationary pressures.

引き上げの理由は二つある。

1、最近の経済成長速度が増してきた。
2、エネルギーコスト上昇でインフレの心配がある。



悪いニュースに慌てた投資者

それでは、ランバスが売られた原因を記そう。

SAN FRANCISCO (MarketWatch) -- Rambus Inc. shares plunged as much as 30% Wednesday after U.S. antitrust regulators said the company "unlawfully monopolized" four markets for computer memory chips.

重要なのは太字の「unlawfully monopolized」だ。四つのメモリー・チップ市場で、ランバスは独占禁止法に違反したようだ。
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