Wall Street English

日本に強気

日本に強気だ、というUBS証券のノベリ氏だが、何に強気なのだろうか?

"We are very bullish on Japan," Mr. Novelli said. For M&A, "it could be the fastest-growing market in the world" in three to five years.

向こう3年から5年で、日本国内のM&A(企業合併買収活動)が世界一の伸びになるだろう、ということだ。

ゼネラルモーターズ(GM)

Billionaire investor lost about $8.6 million on stock trades but got $100 million in dividends.

GMを買収するのでは、と一時は騒がれた大投資家のカーコリアン氏だが、結局GMから手を引いた。結果は約860万ドルの損だが、1億ドルにおよぶ配当金を得たようだ。

空売り

フィデリティ証券は、顧客に送ったニュースレターで、空売りの重要性を語っている。

The market is a two-way street, and the person who doesn't short is missing a part of the game.

マーケットは2車線道路です。空売りをしない人は、片方のゲームを欠いています。

なぜこんなニュースレターを送ったのだろう?フィデリティは、天井を予測しているのだろうか?

不景気がやって来る?

The Institute for Supply Management reported Friday that its factory index fell to 49.5% in November from 51.2% in October. This is the lowest level since April 2003.

10月、51.2%だったISM指数(以前は全米購買指数と呼ばれていた)は、11月、49.5%に落ち込んだ。こんな低レベルを記録するのは、2003年4月以来になる。

Readings below 50% indicate contraction in the manufacturing sector.

50%未満の数字は、製造業のマイナス成長を表す。

連銀は、低迷しているのは住宅と自動車業界だけ、という見方だったから、今日の発表で見解が変わることになりそうだ。

気候が悪い

先ずヘッドライン。

Warm weather chills holiday sales

暖かい気候が、休日の売上を冷え込ませた、と直訳できるが、ファッションの店Gapの売上(11月分)は2%減、と発表された。「冬物を用意していたのですが、暖かい気候のお陰で売上が落ちました」、とGap広報担当者が言い訳し、これがそのままヘッドラインになった。

さっそくタッド・スレーター氏(アナリスト)はGapを格下げし、「Gapの経営陣は、正しい商品の選び方が全く分かっていません」、と語っている。

フォードモーター

リストラの進むフォードだが、こんなヘッドラインがあった。

Ford: Half of hourly workers to leave

時給で働く、50%の従業員がフォードを去ることを伝える見出しだ。ようするに、半分の従業員が会社側から提示された解雇手当を受諾したわけだ。

二つのヘッドライン

連銀のバーナンキ議長が、米国経済に関する見解を述べた。ここで、二つのヘッドラインを紹介しよう。

Growth moderating, inflation looks better: Bernanke

バーナンキ議長、「経済成長速度は緩和し、インフレ状況は良くなっている。」(ダウジョーンズ社報道)

Bernanke: Inflation still a threat

バーナンキ議長、「いぜんとしてインフレは脅威だ。」 (CNNニュース報道)

まるで、二人のバーナンキ氏がいるようだ。


まずまずのスタート

A Fast Start for Holiday Retail

ということで、クリスマス・セールは好調なスタートを切ったようだ。しかし、

But several retailers were left out of the celebration. Wal-Mart (WMT), the world's largest retailer, expects same-store sales for November will decline 0.1%, its first monthly sales decline in 10 years.

小売最大手のウォルマート(WMT)の売上(11月分)は0.1%減が予想され、月の売上がマイナスになるのは10年ぶりだ。

ここは天井?

最近のマーケットについて、ギャリー・カルトバウム氏(アドバイザー)は、こう語っている。

All of a sudden, I am seeing strategists calling for another 4 years of bull markets.

I am seeing outrageous price targets given out.

IPOs doubling the first day.

Buyouts...Buyouts and more Buyouts.

Let me be clear. This type of action does not happen at bottoms.

ここに来て、戦略家たちは、ブルマーケットはあと4年続く、と言い出している。信じられない目標株価が発表され、初日に倍になる新規公開株もある。そして買収に次ぐ買収。指摘したいのは、これらのことは、相場の底では起きない、ということだ。

売られるドル

最近のドル売りに関して、ブルームバーグから、こんな報道があった。

A trader is saying that hurting the dollar is a secret Chinese document from the Chinese Central bank saying that their dollar inventory is too high and may need to sell in order to diversify.

太字にしたが、secret Chinese document(中国の極秘文書)、という部分には笑ってしまう。「中国は大量にドルを持ちすぎだから、ドル売りを考えている」、と要約できる。ようするに噂だ。
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