Wall Street English

一休みのマーケット

昨日の大きな上げを消化するように、木曜は静かな展開となった。今後の見通しについて、ハリー・クラーク氏(クラーク・キャピタル)はこう述べている。

We're in for another two or three weeks of choppiness.

向こう2、3週間は方向性の無い相場になりそうだ。

金利据え置き

Fed holds rates steady, sees inflation elevated
While acknowledging slowdown, FOMC maintains bias toward raising rates

予想どおり、5.25%に金利は据え置かれた。連銀は、経済成長速度の減速を認めてはいるが、相変わらず利上げの可能性が示唆されている。

2月の結果

Money flows into funds at record levels in February

史上最高の資金額が、2月、ミューチュアルファンドへ流入したことを伝えるヘッドラインだ。

しかし、資金流入が目立ったのは、アメリカ株専門ファンドではなく、外国株専門ファンドだった。

なぜ上げた?

U.S. stocks get a lift from overseas

海外市場に助けられた、と今日の上げを説明する見出しだ。

しかし、寄付き前に何の経済発表も無かったことが一番の上げ原因だ、と言うマーケット関係者が多い。

FOMC (連邦公開市場委員会)

火曜、水曜の二日間にわたってFOMCがある。

The bankers are widely expected to hold a key short-term rate steady at 5.25 percent for the sixth meeting in a row.

金利は5.25%に据え置かれる(6回連続)、というのが大方の見方だ。

生産者物価指数

Wholesale prices rose 1.3% last month, the biggest increase since November, the Labor Department reported Thursday.

先月分の生産者物価指数は+1.3%を記録し、11月以来の大幅上昇に」なった。

これで、ますます利下げの可能性が低くなった。

ほっと一息

このヘッドラインを見て、投資者たちはホッとしている。 

DOW INDUSTRIALS ERASE 135-POINT INTRADAY DECLINE, CLOSE WITH 57-POINT GAIN

ダウ指数は135ポイントの下げを取り戻して、57ポイント高で終了した。

 

ダウ指数、ほぼ2%の下げ

下げ原因はこう報道されている。

Dow sinks 200 in afternoon trade as worries about subprime market, economy, dollar, spark another wave of selling..

サブプライム融資、経済、ドルなどが材料になって、ダウは午後の取引で200ポイントの下げとなった。

韓国の株

ブルームバーグからだが、

South Korean stocks are attracting value investors including Warren Buffett, one of the world's richest men.

大投資家のウォーレン・バフェット氏を含めて、割安株を狙う投資家が韓国株に引きよせられている。

時給について

時給は雇用統計の一部だが、それについてこう報道されている。

The rise in hourly earnings was initially viewed as a supportive factor for consumer spending; but as a closely-watched Fed gauge, the component's inflationary potential was not overlooked as the report also diminished hopes for a Fed easing anytime soon.

上昇を見せた時給は、個人消費に好影響と一先ず解釈された。しかし、インフレ要因の一つとして連銀も注目しているから、今回の時給上昇で連銀が近いうちに利下げを実行する可能性が低くなった。

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