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暗い住宅市場

WASHINGTON (MarketWatch) -- U.S. foreclosure filings increased 7% in March from February's levels and were up 47% from a year ago, according to RealtyTrac.

リアルティ・トラック社の調べによると、3月、差し押さえになった住宅数は2月を7%上回り、1年前と比べると47%増だ。

住宅着工件数

Housing starts rose to an annual pace of 1.52 million in March.

3月分の住宅着工件数は、年間ベースで152万件に上がった、ということなのだが、こう付け加えられている。

But most of the country saw a decline from February's pace of housing starts. The South, which accounts for about half the nation's home building, showed a 3 percent decline, and building fell nearly 8 percent in both the Northeast and West.

しかし、ほとんどの地域は着工数が減少している。特に、住宅市場の半分を占める南部は3%減、そして東海岸北部と西部はそれぞれ約8%の減少だ。

S&P 500 新高値

2月の高値を突破して、S&P500指数は新高値を記録した。こんな意見があった。

"It's a combination of the economic numbers sort of falling in line and earnings season starting with more good news that bad news," he said. "The argument can be made that the bar has been set extremely low, but so far earnings are positive."

アート・ホーガン氏(Jefferies & Co)の言葉だが、「ほぼ予想どおりの経済指数が発表され、決算も悪いものより、予想以上の結果の方が多い」、と述べたあと、こう付け加えている。「もちろん、一株利益予想は最初からかなり低いことも事実だが、どちらにしても良い内容のものが多い。」

狙われる小型株

2月の急落から、マーケットは大きく回復しているが、売り手は諦めたわけではない。こんなヘッドラインがあった。

Short Sellers Target Small-Company Shares as U.S. Growth Slows

米国経済成長が下向きになり、空売り対象になっているのは小型株だ。

消費者信頼感指数

Consumer sentiment falls to 8-month low

消費者信頼感が、8カ月ぶりの低水準に陥ったことを伝える見出しだ。

Higher gasoline prices and continued declines in the housing market were the main factors behind the weakness.

ガソリンの値上がり、下落の続く住宅価格が主な原因だ。 

買われた理由?

オイル価格の上昇、そして暗い小売業界の見通しにもかかわらず、木曜のマーケットはナスダック+0.85%、ダウ+0.55%の展開になった。

昨日の下げが押し目買いの機会を作った、という意見が圧倒的に多いが、ヒンズデール・アソシエーツのポール・ノルテ氏はこう語っている。

"I would like to see more volumes on the upside," Nolte said. "Yesterday's sell-off had the highest volumes in two weeks. But there isn't much conviction on the part of buyers."

要約すると、今日の上げには出来高が伴っていないから、これは本物の買いではない。

FOMC議事録

Fed: More rate hikes might be needed、ということで更なる利上げの可能性がある。しかし議事録には、利上げ以外の方法を検討することも記されており、現状の金利据え置き政策はしばらく続きそうな気配だ。

リストラ

NEW YORK (CNNMoney.com) -- Citigroup will announce on Wedensday its first restructuring in ten years, including thousands of job cuts, but analysts say that the cuts could be the exact opposite of what the company needs to grow earnings.

水曜、シティグループは10年ぶりのリストラを発表する。何千人もの社員削減が実施されることになるが、このリストラは会社側の期待に反して利益を減少させる恐れがある、とアナリストたちは言う。

大きく下げたクルード・オイル

イランは核燃料を工業的な規模で生産できる、というニュースがあったにもかかわらず、クルード・オイルは4%もの下落になった。アラロン・トレーディングのアナリスト、フィル・フリン氏はこう語っている。

There seems to be reduction in the Iranian risk premium.

イランのリスクプレミアムが減少しているようだ。

企業収益

いよいよ決算シーズンが始まる。アナリストは、こんな見方をしている。

Now Wall Street analysts are looking for 3.3% growth in the first quarter and 6.3% for the full year, down from 3.8% and 6.7% just a week earlier, according to Thomson Financial.

トマス・ファイナンシャルの調べによると、アナリストは第1四半期の企業収益成長率は3.3%、そして今年全体では6.3%を予想している。これは、1週間前に発表された、3.8%(第1四半期)、6.7%(今年全体)を下回る。

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