アトランティック・アドバイザーズは、今年後半の株式市場を、楽観視できない理由を25挙げている。いくつか見てみよう。
1、株は明確なダウントレンドだ。
2、ヨーロッパの大型株は安値を更新し、ここ一年間で28%を超える下げとなっている。
3、資本の調達が極めて厳しいビジネス環境。
4、アナリストの現実離れした、あまりにも高すぎる企業収益予想。(今週からアメリカは決算シーズンが始まる。)
5、金融業界は最悪の事態を脱したようだが、この業界の低迷は、他セクターへ悪影響となる可能性が高い。
6、住宅ローンを借り換えて、簡単に現金を手に入れることが不可能になり、401Kなどの年金を下ろす人が増えている。
7、1バレル100ドル以上の原油は、消費者にとっては増税に等しい。
8、ゼネラル・モーターズ、フォード、それにリーマンブラザーズは形の上では倒産状態だ。
9、ミューチュアル・ファンドが保有する現金の比率が低い。ミューチュアル・ファンドは、ポートフォリオの7%から8%が現金というのが普通だが、現在この数値は4%まで下がっている。もし、投資者から解約が大幅に増えると、ミューチュアル・ファンドは実際に株を売って資金を作らなければならなくなるから、株式市場には悪材料だ。
(http://bigpicture.posterous.com/twenty-five-reasons-we-remain)