2、銀行破たんを利用したもの: 連邦預金保険会社(FDIC)の名前を使って、「あなたの銀行は危ない」、というメールを送る。もし、心配する消費者から返答があった場合は、デタラメな解決方法を説明し、申込み用紙に必要な情報を記入させて個人情報を盗む。
3、住宅ローンを利用したもの: 月々の住宅ローン支払いに困っている人を狙って、「私がローンを払ってあげましょう」、と話を持ちかける。条件は、不動産の譲渡証書に署名して家を出ること。もちろん、最初から家を取り上げるのが目的だから、詐欺師が住宅ローンを払うことはない。自己破産で信用度を傷つけたくない、という消費者心理を狙った犯罪だ。
4、住宅ローンを利用したもの その2: これも月々の支払いに困っている人たちが狙われる。「私が銀行と交渉して、月々の支払額を、もっと低くしてあげましょう」と話を持ちかけ、法外な交渉料金を請求する。
5、クレジット・カードを利用したもの: 金融危機で、信用度の低い人たちは、クレジット・カードを入手するのが難しくなっている。こんな人たちを狙って、信用度に関係なく、誰でもクレジット・カードが手に入る、という宣伝を使って数十ドルから数百ドルの申込み金を騙し取る。
6、信用度を利用したもの: 信用報告書に載せられた、悪いレポートを削除します、という文句を使って、信用度の低い人たちから法外な申込み料金を取る。事実は、いったん載せられてしまったレポートは、そう簡単な手段で削除することはできない。
7、自宅ビジネスを利用したもの: 労働市場が不安定な今日、多くの消費者は生活レベルを維持するために、副収入が必要になっている。そんな人たちにとって、コンピュータがあれば誰でもできる、自宅でのビジネスは最高だ。ほとんどの場合、49ドルから99ドルほどの入会金を払うことになるが、先ず月々の収入が得られることはない。
8、慈善事業を利用したもの: 赤十字、ユニセフと似たマークなどを使って、消費者から募金という名前で金を騙し取る。
9、偽小切手を利用したもの: あなた宛に、数百ドルから数千ドルの小切手が一枚届く。同封された手紙には、小切手に記された金額の3割はあなたのもの、そして残りの7割は下記に送金して欲しい、と書かれている。早速あなたは銀行へ行って、先ず自分の口座に小切手を入れ、そして指示された金額を送金する。
あなたに送られてきた小切手は、詐欺師が実際に存在する会社と口座番号を盗んだものだから、直ぐにはそれが偽物であったことは分からない。しかし、数日、数週間後に事実が判明し、あなたは指定された7割の金額を騙し取られたことに気がつく。
(参考にしたサイト: http://www.walletpop.com/specials/10-new-scams-for-troubled-times)