と言われても、こんな桁数では馬鹿でかい数字ということは分かっても、全く現実感が無い。そこで、ジム・ビアンコ氏(ビアンコ・リサーチ)は、こんなデータを発表した。
総費用/総支出 (注: 比較を可能にするために、金額はインフレ率が考慮されている。)
・マーシャル・プラン: 1153億ドル
・ルイジアナ購入(1803年にアメリカがルイジアナ州周辺の広大な土地をフランスから買い入れた歴史的事件): 2170億ドル
・月着陸に向けてのアポロ計画: 2370億ドル
・貯蓄貸付組合危機(1980年代): 合計救済資金は2560億ドル
・朝鮮戦争: 4540億ドル
・ニュー・ディール政策: 5000億ドル
・イラク戦争: 5970億ドル
・ベトナム戦争: 6980億ドル
・航空宇宙局(NASA)創立以来の合計予算: 8512億ドル
上記9項目合計: 3兆9200億ドル
最初に記したように、米国経済救済に必要な金は4兆6165億ドル。もちろん、この金額は少なめに見積もったものであり、ブルームバーグは7兆7000億ドルを超えることになる、と報道している。どちらにしても、前々から分かっていたことだが、これで米国は永久に財政赤字に悩まされることになる。
(写真: washingtonpost.comから)
(参考にしたサイト: http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601109&sid=an3k2rZMNgDw&
http://www.ritholtz.com/blog/2008/11/big-bailouts-bigger-bucks/)