Friday November 21, 2008

US Market Recap

冷え込みきった投資心理

「私は米株を買っている」、という著名投資家ウォーレン・バフェット氏のコラムが発表されてから、約一カ月が過ぎた。その間、S&P500指数は更に14%の下落となり、超強気な人たちもいよいよ心配になってきた。


ドナルド・コックス氏(BMOファイナンシャル・グループ)は、先日のレポートで、こんな見方を発表している。

1、現時点で、株を売るのは既に遅すぎるが、まだ積極的に買うことはできない。今できることは、かなり割安になったと思われる銘柄を、試しに拾ってみる程度だ。将来、例えば2年後、今日のマーケットを振り返ってみると、こんなに株が安かったのだ、ときっと驚くことになるだろう。

2、本格的に買う時が訪れたら、金融危機を乗り切った銀行や他の金融株を中心に投資したい。世界的に経済が上向きになれば、異常なレベルまで売り叩かれた金融銘柄が、大きく伸びることだろう。

3、金融銘柄だけでなく、商品市場に関連した銘柄も買いだ。短期間で、予想以上に大きく下げてしまった商品市場だから、これも世界経済が回復してくれば上昇基調に戻る。とにかく、現在の商品価格は、かなりの売られ過ぎレベルまで下げている。

4、株の買いチャンスを待っている間に、優良企業の社債を買っておく手もある。株式市場が上向きになれば、売り叩かれていた社債も上昇が始まる。

5、金融株、商品関連株の他には、主要企業に技術や製品を提供しているハイテク株も狙いたい。景気回復の兆しが見えてくれば、とうぜん企業は設備投資をすることになるから、これらの銘柄も買われる筈だ。

6、鉄道銘柄にも注目したい。不景気の影響で、たしかに収益が落ちていることは事実だが、最近の大幅なエネルギーコストの減少は鉄道株にプラス要素だ。

7、金に投資した人たちは、かなり失望していることだろう。世界的な景気後退で、デフレ危機を唱える人たちが現れている今日、やはり金は避けられてしまう。逆に言えば、デフレ心配が消え去れば、金に人気が戻ることだろう。

慌てずに、次の買いチャンスを待つ、というコックス氏の姿勢が明らかだが、氏はこういうことも書いている。「金融市場を襲った大地震が、これほど長く続くとは、全く予想することができなかった。しかし、この恐怖と混乱の時世は、そろそろ終了するだろう。」

 

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ドナルド・コックス氏

(情報源: http://www.investmentpostcards.com/wp-content/uploads/2008/11/capitalism-faces-its-greatest-challenge.pdf

Current Topics

ロイターから

米ビッグスリーのリストラで日本勢に販売減の重圧

[東京 20日 ロイター] 米ビッグスリーの苦境が、日本の自動車メーカーにとっても経営上の負担になりつつある。経営建て直しのための大幅な人員削減が予想され、すでに低迷している米個人消費を一段と冷え込ませ、米国での自動車販売が落ち込むリスクが広がっているためだ。

仮に米メーカーの一角が破たんするようなら、米市場での利益に依存してきた日本メーカーはさらに業績が悪化し、業界再編の大きなうねりに飲み

続きは下記でどうぞ

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35023220081120?feedType=RSS&feedName=businessNews

Wall Street English

フォード(F)

Ford’s Most Advanced Assembly Plant (Rural Brazil)

フォードの最も近代化された工場はブラジルの田舎にあった

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http://info.detnews.com/video/index.cfm?id=1189

バリー・リットホルツ氏は、こう書いている。

The UAW will not allow this to happen in the USA.

「自動車労働組合は、こんな工場を米国内に許可しない」

自分たちの職を守るために近代化を拒み、今日フォードは大きな経営難に直面している。

 

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