誰もが予想していたように、10月の米国小売売上高は惨たんたる結果だった。先ず、Bespokeインベストメント・グループが発表した、今朝のコメントから見てみよう。
(http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2008/11/retail-sales-returns.htmlから)
青: 小売売上高(インフレ率を考慮し、前年度同時期と比較したもの。)
赤: S&P一般消費財セクター指数
・10月、小売売上高はマイナス8.6%となり、これで11カ月連続の減少が記録された。
・6月の減少は1%未満だったが、それ以来、下げ速度が大きく加速している。
景気の冷えこみが顕著になり、報道されるは、暗い話題や腹の立つ話ばかり。こんな世相を反映した人気ブログ、「upsidetrader」に載せられた、「全く信じられないこと パート2」から幾つか見てみよう。
・この金融危機という状況で、相変わらず配当金を払っている銀行がある。経営陣は何を考えているのだろう?
・米郵政省は30億ドルの赤字だ。
・自動車産業を救うために、消費者は500億ドルを負担させられることになるだろう。
・経済のことなど全く分かっていない人たちが、私たちの生活を大きく左右する金融対策を検討している。
・また今日も、ここがマーケットの底だ、と考えている自分に気がついた。
・いつも強気なネッド・ライリー氏、これで、もう15回目の株式市場底打ち宣言だ。
・来年の第1四半期には、FF金利が0%になりそうだ。
・ポールソン財務長官は、いまだに何も分かっていない。
・ウォール街の幹部連中に、高額な年末のボーナスが支払われようとしている。悪い冗談だ。
・これだけ惨めな成績なのに、まだミューチュアルファンドが存在している。
ついでに、日本からの信じられないニュースを載せておこう。
(時事通信から一部抜粋)
娘に売春強要、両親起訴 「体売ってでも電話代稼げ」 和歌山
起訴状などによると、実母と義父は昨年3月ごろから、当時中学3年だった娘に対し「電話代が高い。あんたがやったことなのに何してんの。体売ってでもつくってこい」などと売春を強要。今年2月23日深夜から24日未明にかけ、和歌山市内のラブホテルで売春させ、相手の男から受け取った1万2000円を義父名義の銀行口座に入金させたとされる。
(情報源: http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008111401025&m=rss
http://upsidetrader.blogspot.com/2008/11/things-that-i-cant-friggin-believe-2.html
http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2008/11/retail-sales-returns.html)