次期政権が明確になった今日、ハリー・ドマッシュ氏(「プロの銘柄選択法を盗め! 上がるバリュー株、儲かるグロース株」の著者)がオバマ銘柄の選び方を紹介しているので、さっそく見てみよう。
条件:
長期的な成長、過去の実績などが大切なのは言うまでもないが、現在の経済環境を考慮すると、買い候補となる企業は豊富な現金を保有し、負債がゼロであることが好ましい。
・時価総額は10億ドル以上あること。
・株価は10ドル以上であること。10ドル未満の株は、一般的にリスクが高く、機関投資家から避けられる傾向がある。
・当座比率は3以上あること。この数値に設定することで、保有する現金(流動資金)が、短期負債を3倍以上上回る企業を選ぶことができる。
・負債資本比率は0.1以下であること。
・総資産利益率は、過去5年平均で年15%以上あること。
・アナリストの推奨は、ホールド(中立)またはそれ以上であること。普通なら、買いと強い買い推奨だけに注目するが、今日のようなマーケット環境では多くの銘柄が既に格下げされているから、ホールドも買い候補に含める。
・向こう5年間で予想される一株利益の成長率は、年15%以上あること。
下記が条件を満たす10銘柄だ。もちろん、これらは買い推奨ではなく、単なる投資アイディアの一例であることをお断りしておきたい。
Adobe Systems (ADBE)、Cognizant Technology Solutions (CTSH)、Ensco International (ESV)、
Immucor (BLUD)、Infosys Technologies (INFY)、Intuitive Surgical (ISRG)、Netease.com (NTES)、
Qualcomm (QCOM)、Satyam Computer Services (SAY)、Simpson Manufacturing (SSD)