週末のブログで、バリー・リットホルツ氏が、こんなことを指摘している。下は、S&P500指数に連動するSSOの日足チャートだ。(注:SSOは、S&P500指数が1%上がると、2%上昇する仕組みになっている。)
円で囲った三カ所の、膨大な出来高に注目してほしい。ローソク足を見ると分かるが、安値をつけているけれども、結果的には、どの日も陽線で終了している。下降するトレンドラインを突破なら、W型の底が確認される。
リットホルツ氏は、ファンダメンタル分析を基盤にして銘柄を選び、売買タイミングはテクニカル分析でつかんでいる。氏は、単に底が形成されている可能性を語っただけなのだが、いつもの量を大きく上回る読者たちの書き込みが目についた。
・「マーケットは、安値圏で予想以上に長い横ばいを展開することがあるから、ここが底になるかどうかを見極めるのは難しい。」 Patrickさん
・「テクニカル分析を使った底の予想など役に立たない。リットホルツさん、ここで買って、わざわざ損をしようとしているのですか?」 aramさん
・「私たちは、はっきり限定された要素を分析して、売買のタイミングをつかんでいる。同じやり方で、1月、3月、そして7月、私たちは好タイミングをつかむことができた。」 BRさん(バリー・リットホルツ氏)
・「W型の底というより、これは三角形だと思う。ここで底辺を割ったら、マーケットは、大きく下げるような気がする。」 Dow4000さん
・「マーケットが大底を打つときは、ここが底だ、と予想する人たちなどいない。」 Imelda Blahnikさん
・「急ぐことはない。たとえブレイクアウトがあっても、その後には戻しが来る。それに、本当の底形成には、かなりの時間もかかる。」 DLさん
・「リットホルツさん、W型の底ではなくて、これは下降するウェッジに似た形だから、ブレイクアウトではなくて、ここでは売りを考えるべきだと思う。」 Colderさん
(情報源: http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/10/sp-500-forming.html)