Wednesday October 22, 2008

US Market Recap

耳慣れない指標から買いシグナル

バリー・リットホルツ氏、ダグ・カシュ氏、株に対して弱気な姿勢だった両者が強気になった。そして今日、マーク・ハルバート氏は、VLMAPが買いシグナルを発していると言う。


VLMAP?全く聞いたことが無い名前だ。ハルバート氏の説明を要約しよう。

VLMAPは、バリュー・ラインから毎週発行されている、「バリュー・ライン・インベストメント・サーベー」に記されている一つの数値であり、Value Line's Median Appreciation Potentialの頭文字を取ったものだ。

バリュー・ラインのアナリストたちは、約1700に及ぶ株を分析し、一つ一つの銘柄が向こう4年間で何パーセント上昇しそうかの予想も付けている。要するに、VLMAPというのは、この予想された上昇率の中間値だ。現在のVLMAPは135を示し、これは1700銘柄に予想される、向こう4年間での上昇率の中間値が+135%という意味になる。

ここ20年間のVLMAPの動きを振り返ると、最低の数値は30、そして最高の数字は現在と同じ135だ。PADシステム・レポートのダン・サイバー氏によれば、好タイミングで株に投資するなら、VLMAPが少なくとも100に達する必要があると言う。今回を除くと、近年でVLMAPが100を越えたことは2回あった。先ず、2001年のアメリカ同時多発テロ事件直後(105)、そして2000年ー2002年のベアマーケット終了直後(115)だ。言うまでもなく、それらの数値が記録されてから、マーケットは4年間で顕著な上げとなった。

さて、冒頭に記したように、空売りで有名なダグ・カシュ氏がブルになった。なぜ、ここで株を買う気になったのだろうか?氏は7つの理由を挙げている。

1、立ち直り始めた金融市場。LIBOR金利が下がり、銀行が金を貸し始めた。

2、世界的に広がる金融機関救済の動き。週末、韓国、オランダ、中南米の国々も金融機関救済に乗り出した。 

3、金融機関を除けば、米国企業のバランスシートは、まだ比較的しっかりしている。

4、広域にわたる商品市場の下落で、インフレの心配がなくなった。

5、米国住宅市場の回復が始まるのは2010年に入ってからと思われるが、住宅価格の下落スピードが鈍っている。

6、消費者信頼感が極めて低いレベルに転落している。(マーケットの底付近では、消費者信頼感が、かなり低くなる。)

7、まだ静かだが、企業吸収合併の動きが見られるようになった。

最後に、カシュ氏は、こう付け加えている。「これは、前に書いたようなエイプリル・フールのジョークではなく、私の率直な楽観論だ。」

 

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(情報源: http://www.marketwatch.com/news/story/last-time-market-timing-indicator/story.aspx?guid={857540F1-3E4A-4264-B27A-391696699BC2}

http://www.thestreet.com/story/10443244/1/kass-buy-it-like-buffett.html

 

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YOMIURI ONLINEから

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081021-OYT1T00594.htm?from=rss&ref=newsrss

ヒマラヤで“雪男の足跡”、日本の捜索隊「撮影成功」力説

(一部抜粋)

発見した足跡について高橋好輝隊長は20日、首都カトマンズでAFPに対し、「約20センチで、人間の足のような形だった」と説明した。高橋氏は、足跡はクマやシカ、オオカミのものとは明らかに異なる形で、付近で古くから目撃談が伝わる雪男のものだと「確信している」と語った。

Wall Street English

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