先ず、極めて単純に、ボラティリティ指数の説明をしよう。
「ボラティリティ指数は逆指標であり、株式市場が下がる場面で上昇し、『恐怖指数』という異名がある。したがって、パニック売りのような圧倒的に売り物が増える状況が起きると、ボラティリティ指数は極端なレベルに跳ね上がる。一般的に、この極端に高レベルなボラティリティ指数は、マーケットの目先底打ちを示すと言われている。」
では、現在のレベルは、本当に高レベルなのだろうか?maoxian.comに載せられた、ボラティリティ指数の長期チャートを見てみよう。
(http://maoxian.com/index.php?s=vix より)
1、1987年の暴落\n
2、1989年のミニ暴落\n
3、アジア通貨危機
4、ロングターム・キャピタル・マネージメントの破綻
5、アメリカ同時多発テロ事件
6、2002年の夏
7、現在
なるほど、たしかに歴史的な高レベルだ。そろそろマーケットは下げ止まりだろうか?ダウ指数のチャートを見てみよう。
フィボナッチのキー・レベルで天井(1)をつけ、そして現在下降しているダウは、ターゲットになるキー・レベル(2)に迫っている。まだ500ポイントほど下げる可能性はあるが、位置的には一旦下げ止まって、短期的なラリーが起きても不思議ではない。