(チャート: ino.com)
そして16日、ユナイテッド航空は、高騰した原油価格を理由に、チェックインする二個目の手荷物料金を、25ドルから50ドル(約5200円)に引き上げると発表した。(ファースト・クラスとビジネス・クラスには適用されない。)
高騰した原油価格を理由に???下がっているじゃないか!、と誰でも叫んでしまうが、ユナイテッド航空側の説明によると、去年と比べれば、現在の原油価格は50%以上高いということだ。全くタイミングの悪い料金引き上げ、と非難されても仕方ないのだが、見方を変えればユナイテッド航空の経営は中々上向かないようだ。
最近の航空業界の様子を見てみよう。
・アラスカ航空: 9%から10%に相当する従業員削減を発表。
・アリタリア航空(イタリア): 破産保護の申請。
・サウスウエスト航空: 一日のフライト便数を6%削減。
・各航空会社は経費を節約するために、飛行機の燃料タンクを満タンにすることがなくなった。しかし、パイロットたちは乗客や乗務員の安全を考えると、搭載されている燃料は、あまりにも少なすぎるという。
・アメリカン航空: 原油高を理由に7000人を解雇。国際線だけでなく、国内線にも燃油サーチャージを適用。
・二個目の手荷物だけでなく、ハワイで運行されているgo!航空は、一個目の手荷物チェックインにも10ドルの料金を適用した。
・ミッドウエスト航空: 原油高を理由に1200人を解雇。
・ノースウエスト航空: 原油高を理由に2500人を解雇。更に、3%から4%のフライト便数の削減。
・カナダ航空: 原油高を理由に2000人を解雇、そして約7%のフライト便数を削減。
・USエアウェイズ: 機内でのアルコール飲料を5ドルから7ドルに引き上げ。無料だったジュース、コーヒー、ソーダにも2ドルの料金制度を実施。
・ジェットブルー・エアウエィズ: 経費削減のため、予定されていた新ジェット機購入の中止。
サーチャージに関して、「こんなに差がある燃油サーチャージ額」、という記事をお勧めしたい。
(情報源: http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080910AT3K1000K10092008.html
http://www.walletpop.com/article/_a/bbdp/united-doubles-fee-for-second-bag/175500