更に、CNBCには、こんなオンライン調査が載せられている。
質問: あなたは、政府がリーマン・ブラザーズを救済するべきだと思いますか?
回答:
はい 15%
いいえ 79%
分からない 5.9%
総回答数 11410
見てのとおり、圧倒的に多い「いいえ」で分かるように、証券会社を救うために税金を使うのは間違っている、というわけだ。
グレッグ・グリーンバーグ氏(thestreet.com)は、こう書いている。
株価が93%も下落した今になって、ディック・フルド氏(リーマン・ブラザーズ最高経営責任者)は、「我々は、株主価値を最大化させるために、あらゆる対策や手段を検討している」、などと語っている。もう、そんな時ではない。全ては手遅れだ。
経営危機に陥ったのは、昨日や今日に始まったことではない。十分な時間があったにもかかわらず、経営陣が成し遂げたことは、日本と韓国から資金を得ることに失敗したことだ。
経営陣は、会社の現状を本当に把握しているのだろうか?投資マネージメント部門を売却すれば、100億ドルの現金を得ることができる、と最近発表しているが、この数字はどこから出てきたのだろう?現時点において、リーマン・ブラザーズには30億ドルの価値しかない。
こんな状況で、「株主価値を最大化させる」などという言葉は、あまりにも場違いな感じがする。下記は犠牲者リストだ。(リーマン・ブラザーズの大株主)
・AXA (フランスの保険会社): 6570万株
・フィデリティ (ミューチュアルファンド): 3950万株
・クリーンブリッジ・アドバイザーズ (資産運用会社): 3910万株
・バークレイズPLC (ファイナンシャル・サービス): 2710万株
・ウェリングトン (資産運用会社): 2550万株
USA Todayの掲示板に、こんな書き込みがあった。
「政府からの支持が無い限り、リーマン・ブラザーズを吸収合併する金融機関など現れないことだろう。」 VincentGallagherさん
(情報源: http://www.cnbc.com/id/26672266
http://www.ibankcoin.com/flyblog/index.php/2008/09/11/an-unfortunate-ending/