マケイン氏、カップ・アンド・ハンドルをブレイクアウト、というタイトルを見つけた。マケイン氏は、共和党から大統領に立候補している上院議員だが、先ず「カップ・アンド・ハンドル」から説明しよう。
(チャート: http://stockcharts.com/school/doku.php?id=chart_school:chart_analysis:chart_patterns:cup_with_handle)
ウイリアム・オニール氏(オニールの成長株発掘法の著者)が有名にしたパターンだが、ようするに、下の写真で分かるように、コーヒーカップの形がチャートに出来上がるわけだ。
それでは本題に戻ろう。
(チャート: http://alphatrends.blogspot.com/2008/09/mccain-breaks-cup-handle.html)
このパターンを見つけたのはブライアン・シャノン氏だ。上のチャートは、intrade.comという予想サイトからだが、マケイン氏が大統領に当選する可能性が示されている。(注: intrade.comは、単なる予想サイトではなく、参加者は実際に金を賭けることもできる。)
下が、シャノン氏の説明だ。
「8月の初旬、マケイン株は20日と50日移動平均線を突破して、その後も値を崩すことなく、高値圏で安定した動きを見せている。カップ・アンド・ハンドルも形成され、共和党に勢いがついている。」
シャノン氏は、オバマ株のチャートを見て、こう書いている。
「天井を形成しているようだ。50日移動平均線も下降が始まっている。56ドルのサポートを割るようなら、持ち株は処分だ。」
2カ月ほど前だと思うが、ブライアン・シャノン氏が本を出した。Technical Analysis Using Multiple Timeframes(複数のタイムフレームを利用したテクニカル分析)、という本だが、お勧めの一冊だ。(http://www.technicalanalysisbook.com/)
たとえば、1分足でトレードしている人は、もう一つ上のチャートとして何分足を選ぶべきだろうか?5分足だろうか、それとも15分足だろうか?移動平均線のパラメーターとして、20を使う人が多いが、それは本当に有効だろうか?とにかく、一読をお勧めしたい本だ。
ブライアン・シャノン氏