毎年この時期になると、必ず報道されることがある。米国マーケットの季節性に関することだが、ストック・トレーダーズ・アルマナックの統計によると、年間で最も株の成績が悪いのは9月だ。
あいにく、手元にストック・トレーダーズ・アルマナックが無いので、プレクサス・アセット・マネージメントの資料を見てみよう。
上は、1958年から2008年までの、ダウ指数の成績を示したものだ。
(A): 最も平均リターンが少ない月: 9月 マイナス1.02%
(B): 最も乱高下する月: 10月 5.39%
(C): 最大の下げ幅: 1987年10月 マイナス23.22%
(D): 最も下落回数が多かった月: 9月 32回
(E): 10%以上の下げが最も多かった月: 8月と9月が、それぞれ3回
一般的には、暴落の思い出がある10月が年間で最も株が不調と信じられているが、上の数値を見る限り、9月は明らかに厳しい月だ。
もう一つ、プレクサス・アセット・マネージメントからの資料を見てみよう。
上は、1958年から2008年までの、ダウ指数の平均リターンを月別に示したものだ。
確かに9月が最悪だが、ここを乗り切ると、矢印で分かるように、10月、11月、12月、そして1月のマーケットは好調だ。今年も歴史が繰り返されるなら、9月の下げは、割安株を拾うチャンスと言うことができる。
(情報源: http://seekingalpha.com/article/94113-september-off-to-a-rough-start)