アジア株のアドバイザー、トニー・サガミ氏、実際に現地を視察して、中国の大きな将来性を再発見したようだ。雑感のような形で、気がついたことが箇条書きされているので、その中からいくつか見てみよう。
・スターバックスは、若い人たちで、いつもほぼ満員だ。米国での低迷が顕著だが、スターバックスは中国で大きく成長している。
・ホテルの食事は高カロリーだから、私は現地のスーパーマーケットで、新鮮な果物や飲み物を買うことにしている。今回はラッキーだった。ホテルの直ぐ近くに、フランスの大手ディスカウントチェーン店Carrefourがあった。現在中国には、116のCarrefourがある。
・Quanjudgeは、136年の歴史がある北京ダックで有名なレストランだが、ホンコン、上海、そして他の街でも営業している。去年11月、Quanjudgeは株式市場に上場され、取引初日、株価は271%の大幅上昇だった。
・英語が上手ですね、と現地の人たちをほめると、こんな言葉が返ってきた。「私は、New Oriental Educationで英語を習っています。」New Oriental EducationはNY市場で取引され、シンボルはEDUだ。
・中華料理は好きだが、数日間も経つと、やはりアメリカの食べ物が欲しくなる。中国には、2600以上のピザ・ハットやKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)があるから、アメリカの食べ物を見つけるのは簡単だ。問題は、どの店も混んでいるから、列に並ばなくてはいけない。
・私はビールが好きだ。中国ビールならチンタオが美味しい。去年、チンタオは50億リットルの売上があり、27%のチンタオはアンハイザー・ブッシュが所有している。おっと、アンハイザー・ブッシュは、InBevに買収されることになった。
・オリンピック村には、観光客のために、コンピュータ・キオスクが数箇所に設けられている。設置されているコンピュータは、中国製のLenovoだ。(Lenovoは世界で第4位のコンピュータ会社。)
・HSBCの資料によると、オリンピック開催国の株式市場は、オリンピック終了後の1年間で、平均21%の伸びがある。2009年、中国の株式市場は、世界で最も有望な市場になりそうだ。
(サンフランシスコのチャイナタウン)
(情報源:http://www.moneyandmarkets.com/Issues.aspx?Beyond-The-Olympics-Chinas-Golden-Opportunities-2101)