(最近3カ月間の金の動き)
こんなチャートを見ると、金はもうダメだと思ってしまうが、マイケル・ブラッシュ氏はMSNマネーのコラムで、金はラリーを再開して1000ドルを突破する可能性がある、と書いている。理由はこうだ。
1、需給関係
設備投資にもかかわらず、第2四半期、金の生産量は4%減った。2008年、金の供給量は3275トンが予想され、需要はそれを300トン上回ることが予想されている。
2、インフレ
米国消費者物価指数は、年率に換算すると、+5%という高レベルに達している。たしかに、最近原油が下がっているが、いぜんとして歴史的な高水準であることに変わりはない。このようなインフレ状況では、資金が金に流れる傾向がある。
3、不安な経済見通し
信用収縮、住宅市場のスランプが相変わらず続くだけでなく、秋には大統領選挙がある。次期新政権は、経済問題にどう取り組むだろうか?こんな不安があるだけに、金に資金が流れやすい状況だ。
4、金に対する弱気論が多すぎる
皆が皆、超弱気なときに、マーケットは底を打つものだ。
金が上昇すれば金鉱株にも好影響になる。投資対象として、ブラッシュ氏は、次の5銘柄を挙げている。
Newmont Mining Corp. (NEM)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)、Kinross Gold Corp. (KGC)、
Yamana Gold Inc. (AUY)、Freeport-McMoRan Copper & Gold, Inc. (FCX)
(情報源: http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/CompanyFocus/TheGoldRushIsStillOn.aspx?page=1)