「5%に達したインフレ率、悪化する失業率、米国はスタグフレーションに襲われている。1971年から1980年のスタグフレーション時代を見てみると、大型株を代表するS&P500指数は年率8.4%のリターンがあり、小型株指数は年率で17.5%のリターンがあった。」
モーニングスター社のデータによると、8月13日現在、小型株に投資するミューチュアルファンドが、トップ10リストの7つを占めている。特に好調なのが、割安小型株に投資するファンドだ。
「こんなマーケット状況だが、小型株は、投資者の予想を超える成績を上げている。逆に、金融セクターの不調で、大型株の成績は低迷している」、というボブ・ドール氏(ブラック・ロック)の言葉で分かるように、資金が大型から小型株に流れたようだ。
小型株に投資するミューチュアルファンドを三つ見てみよう。(成績は8月13日現在)
・Heartland Value Plus: +12.1%
資金が最も多く割り当てられている銘柄: Werner Enterprises, Inc. (WERN)
・Parnassus Small-Cap: +11%
資金が最も多く割り当てられている銘柄: Teleflex Inc. (TFX)
・Hancock Horizon Burkenroad: +7.8%
資金が最も多く割り当てられている銘柄: Petrohawk Energy Corporation (HK)
もちろん、スタグフレーションという不安定な経済状態が長引けば、財力の乏しい小型企業は経営が苦しくなるから、大型株の投資も忘れてはいけない。ミドルトン氏は、Vanguard 500 IndexとFidelity Contrafundの二つを奨めている。
(情報源:http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/MutualFunds/10WaysToBeatABadMarket.aspx