17日に書いたように、米証券取引委員会(SEC)は、金融市場を安定させる一手段として、7月21日から7月29日まで、19の金融株の空売り制限を実施することを発表した。そして7月30日、予期されたとおり、SECは、この空売り規制を8月12日まで延長することを決定した。
ワイドナー氏の、風刺コラムの要旨はこうだ。
「証券取引委員会は、単に空売りを規制するだけでなく、株を買った値段より安く売ることを禁止するべきだ。これを実施すれば、損を出す人がいなくなり、全ての投資家が利益をあげることができる。」
コラムのタイトルは、「損切り売り禁止令」だ。
それでは、このコラムの直ぐ下にある、掲示板も見てみよう。
「ワイドナーさん、冗談で書いておられることは分かりますが、ワシントンの政治家たちは、このアイディアを本気に考えるかもしれません。」 awesley さん
「損切り売りの禁止を、馬鹿らしい話だ、と笑うことはできません。なぜなら、今回実施されている空売り規制も、同様に馬鹿らしい話だからです。」 skywireさん
下記は、The Big Pictureの掲示板から。
「素晴らしいアイディアだ。このやり方を不動産にも適用すれば、住宅投資で損を出す人はいなくなる。」 Douglas Wattsさん
「損切り売り禁止令を、2000年までさかのぼって適用してもらいたいものだ。」 fさん
「ついでに、先物市場での、原油買い禁止令も実施したらどうだろうか。」 Caleb Mardiniさん
(情報源: http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/07/the-no-loss-sal.html