Saturday July 19, 2008

US Market Recap

サマー・ラリー

さすがに夏休みの金曜日、トレーダーたちは、もう遊びに行ってしまったようだ。今週のマーケットを振り返ってみると、何と言っても目立つのが、金融セクターの強力な回復ラリーだ。先ず、銀行株指数の日足チャートを見てみよう。


(大引けまで2時間)

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下降するトレンドライン(2)を突破して、V字型(1)の底が形成されている。順調に回復が進んだとしても、頭上には、レジスタンスになる可能性がある、50日移動平均線(3)と古いサポートライン(4)が控えている。

今日のローソク足には元気が無いが、実は既に、あるレジスタンスレベルにぶつかっている。

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これは、5月2日の高値から、7月15日の安値を使ってフィボナッチの値戻しレベルを入れたものだが、現在銀行株指数が突破に苦労しているのは38.2%レベルだ。

(機会があれば、いつか説明しようと思うが、フィボナッチの専門家たちは2007年が終了した時点で、7月15日の安値を予測していた。)

ここで、ジェームズ・デポーレ氏(シャーク・アセット・マネージメント)を引用しよう。

金融市場は、最悪な事態から脱した、と判断した人たちが多いようだ。もちろん、その考え方が金融銘柄のラリーを作り上げたことは言うまでもない。問題は、このような強力なラリーが起きると、投資家はあまりにも楽観的になり、このラリーは下げ基調における単なる一時的現象である可能性を考えてみようとしない。

私自身、これが上昇トレンドに転換するサインかどうかは分からないが、金融市場を混乱させた要因がまだ存在する今日、やや懐疑的な目でマーケットを監視しようと思う。

「この上昇は続くだろうか?」というコラムに対して、marcusprattさんは、こんなことを掲示板に書き込んでいる。

1、今日のインフレは、ここ27年間で最悪だ。

2、住宅市場は相変わらずスランプ状態だ。

3、失業率が悪化している。

4、自動車産業、金融業界、航空業界は相変わらず難問が山積みだ。

5、貿易赤字は全く下がる気配が無い。

6、その他にも、まだまだ悪材料はある。

(情報源: http://www.usatoday.com/money/markets/2008-07-17-stocks-thursday_N.htm

http://www.thestreet.com/p/rmoney/revsharkblog/10427577.html 注:これは有料サイトです)

 

株の話、経済の話、何の話だろう?

Current Topics

カラチの騒動

騒ぎがあったことは聞いていたが、写真を見ると、ちょっとした暴動という様相だ。

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http://bigpicture.typepad.com/comments/2008/07/pakistani-inves.html

パキスタンの株式市場は、15日連続の下げとなり、怒った投資者たちがカラチ証券取引所に押し寄せた。ブルームバーグの報道によれば、この連日の下げで、全財産を失った人も多いようだ。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aVZ47MTtPsPY&

 

 

Wall Street English

グーグル

予想以下の決算発表を受けて、ウィリアム・モリソン氏(ThinkPanmure)は、グーグルを格下げしただけでなく、目標株価を650ドルから550ドルに下方修正した。その主な理由として、the impact of a slower economy on Google’s business(低迷する経済がグーグルに与える悪影響)を挙げている。

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