(大引けまで2時間)
下降するトレンドライン(2)を突破して、V字型(1)の底が形成されている。順調に回復が進んだとしても、頭上には、レジスタンスになる可能性がある、50日移動平均線(3)と古いサポートライン(4)が控えている。
今日のローソク足には元気が無いが、実は既に、あるレジスタンスレベルにぶつかっている。
これは、5月2日の高値から、7月15日の安値を使ってフィボナッチの値戻しレベルを入れたものだが、現在銀行株指数が突破に苦労しているのは38.2%レベルだ。
(機会があれば、いつか説明しようと思うが、フィボナッチの専門家たちは2007年が終了した時点で、7月15日の安値を予測していた。)
ここで、ジェームズ・デポーレ氏(シャーク・アセット・マネージメント)を引用しよう。
金融市場は、最悪な事態から脱した、と判断した人たちが多いようだ。もちろん、その考え方が金融銘柄のラリーを作り上げたことは言うまでもない。問題は、このような強力なラリーが起きると、投資家はあまりにも楽観的になり、このラリーは下げ基調における単なる一時的現象である可能性を考えてみようとしない。
私自身、これが上昇トレンドに転換するサインかどうかは分からないが、金融市場を混乱させた要因がまだ存在する今日、やや懐疑的な目でマーケットを監視しようと思う。
「この上昇は続くだろうか?」というコラムに対して、marcusprattさんは、こんなことを掲示板に書き込んでいる。
1、今日のインフレは、ここ27年間で最悪だ。
2、住宅市場は相変わらずスランプ状態だ。
3、失業率が悪化している。
4、自動車産業、金融業界、航空業界は相変わらず難問が山積みだ。
5、貿易赤字は全く下がる気配が無い。
6、その他にも、まだまだ悪材料はある。
(情報源: http://www.usatoday.com/money/markets/2008-07-17-stocks-thursday_N.htm
http://www.thestreet.com/p/rmoney/revsharkblog/10427577.html 注:これは有料サイトです)