下記が、空売りが制限された19銘柄だ。(Daiwa Securities Group Inc 大和証券の名前も見える。)
実際に発表された、証券取引委からの文書を読んでみると、空売りを制限する理由の一つとして、破綻したベアー・スターンズ(投資銀行)が挙げられている。極めて簡単に要点を言えば、証券取引委は、ベアーを経営危機に陥れたのは、空売りの責任だと結論している。
ダグラス・マッキンタイア氏(247wallst.com)を引用しよう。
空売りは、投資家が利用できる有効な一手段だ。企業の経営陣は、株価を上げるために全力を尽くす。売り手(空売り)が暴き出すことは、王様は裸だ、という事実だ。
今回の措置は、マスコミ、投資家、そしてアナリスト達に影響を与えるのは売り手(空売り)であり、買い手にはそのような影響力は無いと仮定している。正に、武器を持っているのは一方だけだ、というわけだ。
ファニーメイ、そしてメリルリンチが問題を抱えていることは事実であり、ウソや作り上げられた話ではない。売り手がしていることは、経営陣の間違いに気付き、株を空売ることで利益を得ようとすることだ。空売りを制限することは、単に買い手を優勢にさせるだけにすぎない。
空売り制限期間は、7月21日から7月29日までと限定されているが、証券取引委は延長される可能性があることも付け加えている。
米証券取引委員会のマーク
(情報源: http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-143.htm