さすがにベアマーケット、悲観的な記事が多い。今朝、目についたのは、「20のマネー・ルーザー」と題された、2007年度に膨大な赤字を計上した企業の特集だ。少し見てみよう。
1、ゼネラル・モーターズ GM
2007年の赤字は387億3200万ドル。ガソリン高の影響を受けて、トラックとスポーツ用多目的車(SUV)の売上が大幅に減った。
2、Sprint Nextel (無線通信、携帯電話) S
2007年の赤字額は295億8000万ドル。100万人以上の顧客を失い、10月、最高経営責任者のギャリー・フォーシー氏は辞任。
3、KFW Bankengruppe (銀行)
サブプライム問題で、2007年の赤字額は84億4300万ドル。
4、メリル・リンチ (大手証券) MER
サブプライム問題で、2007年の赤字計上額は77億7700万ドル。
5、企業ではないが米国の郵便局
2007年の赤字は51億4200万ドル。高騰する医療保険が悪影響となった。郵便局は連邦政府の一機関。
6、Alcatel-Lucent (通信機器メーカー) ALU
2007年の赤字は48億1500万ドル。当然の結果として、最高経営責任者が首になると予想されたがそれは無く、経営陣は従業員削減を実行した。しかし、その後、株価の方は40%ダウンだ。
7、UBS (ヨーロッパ最大の銀行) UBS
サブプライムの影響で、2007年の赤字は36億5400万ドル。
8、フレディ・マック (米政府に支援された住宅投資機関) FRE
大スランプの米国住宅市場、2007年の赤字額は30億9400万ドル。
9、デルファイ (自動車部品メーカー) DPHIQ
ゼネラル・モーターズから、企業分割によって新設された会社だが、なかなか経営が好転しない。2007年の赤字額は30億6500万ドル。
10、フォード・モーター F
GMと同様に、デトロイトの自動車業界は暗い。2007年の赤字は27億2300万ドル。
フォード・モーター
(情報源: http://money.cnn.com/galleries/2008/fortune/0806/gallery.G500_money_losers.fortune/index.html)