Friday July 11, 2008

US Market Recap

ゼネラル・モーターズ、メリル・リンチ、郵便局

さすがにベアマーケット、悲観的な記事が多い。今朝、目についたのは、「20のマネー・ルーザー」と題された、2007年度に膨大な赤字を計上した企業の特集だ。少し見てみよう。


1、ゼネラル・モーターズ GM

2007年の赤字は387億3200万ドル。ガソリン高の影響を受けて、トラックとスポーツ用多目的車(SUV)の売上が大幅に減った。

2、Sprint Nextel (無線通信、携帯電話) S

2007年の赤字額は295億8000万ドル。100万人以上の顧客を失い、10月、最高経営責任者のギャリー・フォーシー氏は辞任。

3、KFW Bankengruppe (銀行)

サブプライム問題で、2007年の赤字額は84億4300万ドル。

4、メリル・リンチ (大手証券) MER

サブプライム問題で、2007年の赤字計上額は77億7700万ドル。

5、企業ではないが米国の郵便局

2007年の赤字は51億4200万ドル。高騰する医療保険が悪影響となった。郵便局は連邦政府の一機関。

6、Alcatel-Lucent (通信機器メーカー) ALU

2007年の赤字は48億1500万ドル。当然の結果として、最高経営責任者が首になると予想されたがそれは無く、経営陣は従業員削減を実行した。しかし、その後、株価の方は40%ダウンだ。

7、UBS (ヨーロッパ最大の銀行) UBS

サブプライムの影響で、2007年の赤字は36億5400万ドル。

8、フレディ・マック (米政府に支援された住宅投資機関) FRE

大スランプの米国住宅市場、2007年の赤字額は30億9400万ドル。

9、デルファイ (自動車部品メーカー) DPHIQ

ゼネラル・モーターズから、企業分割によって新設された会社だが、なかなか経営が好転しない。2007年の赤字額は30億6500万ドル。

10、フォード・モーター F

GMと同様に、デトロイトの自動車業界は暗い。2007年の赤字は27億2300万ドル。

0710ford.jpg

フォード・モーター

(情報源: http://money.cnn.com/galleries/2008/fortune/0806/gallery.G500_money_losers.fortune/index.html


株の話、経済の話、何の話だろう?

Current Topics

宮田レポート (エリオット波動)

昨日、「第3の下げ波動」というタイトルで書いたが、「ダンディー・トレード」というブログに興味深いサイトが紹介されていた。

タイトルは「宮田レポート」。三菱UFJ証券のアナリストによる、マーケットのエリオット波動分析だ。分かりやすく書かれているので、さほど抵抗なく読めると思う。

宮田氏は、こう書いている。

エリオット波動と出会ってから10数年が経ちますが、かつて受けた興奮と感動は今でも忘れられません。複雑に見えるマーケットが一定の法則の下で動いているという概念は、私のそれまでのマーケットに対する考え方を一変させるものでした。

エリオット波動は、皆さんの考え方を一変させるかもしれない。

Wall Street English

配当金

Dividend Yields Soar

配当金の利回りが、大幅に上昇していることを伝えるヘッドラインだ。

特に、大きく売られた金融銘柄の配当利回りが目立つ。たとえば、バンク・オブ・アメリカは11.60%、コメリカは10.94%、そしてワコビアは10.50%だ。

(情報源: http://seekingalpha.com/article/84437-dividend-yields-soar?source=wildcard

 

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