航空業界再編の中で生き残った企業は、良い投資先であると思う。なぜならそれらの企業は、合併により、新たに旅客容量の拡大と航空材の供給が見込めるからである。知ってのとおり、過去6週間に5社ー7社の航空会社は、石油価格の高騰のために倒産した。これらの航空会社の経営者が、賢明ではなかったのは明白だ。生き残った航空会社は、これらの倒産した会社の恩恵を受ける。日本航空が存続できるのか、はっきりとは分からないが、私は最近、日本航空の株式をたくさんではないが、買い増しした。何故なら、逆境を切り抜けた企業の業績は、劇的に回復すると思われるからだ。航空機が古くなっていること、航空会社の再編・倒産が続いていること等から、旅客容量は減少している。しかし景気後退が終了すれば、生き残った企業が、旅客容量の拡大と航空機材の供給を行うことで、航空業界は過去に比べてずっと良くなるだろう。私の予想が正しければ、航空業界の置かれている環境は、強気相場がこなくても、今後数年の航空会社の収益を好転させるのに十分だ。強気相場になれば、航空会社の株式は優れた投資先となろう。
チャートを見たら直ぐ分かるが、どの航空会社も徹底的に売られ、とにかく惨たんたる状態だ。さすがに、ここまで安くなると、狙えそうな銘柄があるかもしれない。Inglefox Investing氏(投資会社のような名前だが、個人投資家が使っているペンネーム)は、こう書いている。
現時点において、賢明な投資家なら、アメリカン航空の親会社であるAMRコーポレーション(AMR)、それにユナイテッド航空の親会社であるUALコーポレーション(UAUA)に投資することはないだろう。しかし、投資対象になりえる銘柄が三つある。USエアウェーズ(LCC)、コンチネンタル航空(CAL)、そしてアラスカ・エアグループ(ALK)の三社だ。
それでは、USエアウェーズ(LCC)の週足チャートを見てみよう。
60ドルを超えていた株価は、たったの2ドル65セントだ。これでは分かりにくいから、最近14カ月間の動きに注目してみよう。
1、先ず、赤い線で分かるように、サポートレベルが形成されている。
2、下がる株価とは反対に、MACDのヒストグラムは上昇し、底の可能性を示すダイバージェンスが起きている。
3、もし、ここで買った場合は、15週移動平均線付近が目標になる。
もちろん、これは単なるアイディアであり、皆さんに買いを勧めているのではないことをお断りしておきたい。
http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open2.php?iid=7f5ace08068d)