一国の経済が、深刻な不景気に落ち込んでしまえば、言うまでもなく株式市場は冷え込む。それに、弱い国の株式市場など、全く魅力が無いから、海外からの資金も集まらない。とにかく、今日ほど米国経済建て直しを、真剣に考える議員が必要な時は無い、とファーレル氏は力説する。
ファーレル氏は、米国が直面する問題を25挙げているが、その中からいくつか見てみよう。
・ドル安
準備通貨として、ドルではなくユーロのような他の外貨が選ばれ始め、外国政府のドル離れが見られる。
・住宅/金融市場
サブプライムが原因となって、4000億ドルに及ぶ資金が回収不可能となった。世界的には、この数値は1兆3000億ドルにのぼることが予想されている。
・エネルギー/原油バブル
ガソリンの上昇が止まらない。エタノールとオペックは解決策にならない。
・貿易赤字
毎月の米国貿易赤字は700億ドルを超えた。
・財政赤字
連邦政府が抱える赤字は9兆ドルに達した。
その他にも、貯蓄率0の米国消費者、著しく増大する貧富の差、と続き「リーダーの不在」でコラムは終わっている。
無能な政治家に国を任せておいたら、株式市場は潰れてしまう。正に今年の選挙で、米国消費者は怒りを表明することだろう。
当選!