July 2008 のトップ・ストーリー一覧

ビッグマック、マックラップと言えば、世界最大のファストフード店マクドナルドの人気商品だ。ファストフードが、米国の肥満問題を作り上げた、と非難する人が相変わらず多いが、ロサンゼルスではこんな動きがある。

cuilは「クール」と発音し、ゲール語で「知識」という意味だそうだ。説明によれば、1200億のウェブページがcuil.comの検索対象になり、この量はグーグルの三倍に相当する。面白そうなので早速アクセスしてみた。

2007年12月20日、ビジネス・ウィーク誌は、2008年度のマーケット予想と、お気に入り銘柄をアナリストたちから聞いている。途中結果を見る前に、先ず、二つの数値を記しておこう。

何も買う予定はない

まだ夏休みは終わっていないが、ウォールストリートは、back to school sale(新学期セール)の売上を心配している。ガソリン高、食品高の今日、節約ムードが高まり、親たちの格安品志向がいっそう強くなるのは間違いない。

ハリウッドやショービジネスのおかげで、他州の人たちは、カリフォルニアは華やかで金持ちの州と思っているようだ。しかし現実は、経営危機に直面している政府系の住宅金融会社、ファニーメイやフレディマックと全く変わりが無い。

悪材料リスト

マーケットは、7月15日に底を打った、と言う人たちが多い。大きく叩かれていた銀行、証券株は強力なラリーを展開し、たしかに投資家たちはホッとしている。ここで、必要以上に楽観的にならないために、バリー・リットホルツ氏(リットホルツ・リサーチ)の指摘する現状リストを見てみよう。

高配当銘柄の選び方

株価が下がると上昇するものは何でしょうか?

1、血圧  2、空売りの利益  3、配当利回り  4、飲み代

やはり助けるしかない、、、

政府からの助けがなければ潰れてしまうような会社は倒産させるべきだ、というジム・ロジャーズ氏(投資家)のような意見もあるが、実際問題として、米国はファニーメイとフレディマックを倒産させるわけにはいかない。

1ドルストアは割高

日本の100円ストアのように、アメリカにも、1ドルストアというものがある。名前が示すように、全商品どれでも1ドルという店だが、マーリーン・アレクサンダーさんは、こんなことを指摘している。

週末の話題から

1、銀行株は底を打った:

バリー・リットホルツ氏は、大手三紙の、共通したヘッドラインを指摘している。

サマー・ラリー

さすがに夏休みの金曜日、トレーダーたちは、もう遊びに行ってしまったようだ。今週のマーケットを振り返ってみると、何と言っても目立つのが、金融セクターの強力な回復ラリーだ。先ず、銀行株指数の日足チャートを見てみよう。

19の金融銘柄を対象に、7月21日から空売り規制が実施されることについて昨日書いたが、人気ブロガーMaoxianは「悪質な企て」と早速SEC(証券取引委員会)を非難している。一般投資家たちの声も聞いてみよう。

空売り制限命令

米証券取引委員会(SEC)は、不安定な金融市場を考慮して、7月21日から7月29日まで、19の金融銘柄空売りを制限すると発表した。更に、証券取引委は、空売りの制限を株式市場全体に適用することも考えているという。
インフレが深刻化する前に、連銀は金利引き上げをする必要があるのだが、今の連銀にそれはできない、と言うマーケット関係者が多い。先週の報道で明らかになったように、米国最大の住宅金融機関が経営危機に直面しているのだから、金利引き上げなど論外というわけだ。

連銀は悪い冗談だ!?

破綻の危機に瀕する、大手2住宅金融機関に、米政府は公的資金を注入するというニュースで、マーケットはギャップアップでスタートを切った。下は、S&P500指数に連動する、スパイダー(SPY)の5分足チャートだ。
土曜の朝6時43分、バリー・リットホルツ氏(リットホルツ・リサーチ)は、経営危機に陥っている金融機関、フレディマックとファニーメイに関して、次のようのことを書いている。(しかし、リットホルツ氏、土曜というのに早起きだね。)

両社の価値はゼロ!

ファニーメイとフレディマック(マクドナルドの話ではない)が国有化されるかもしれない、という報道で、現在ダウは1.73%と大幅に下げている。ニューヨーク証券取引所の様子を見ると、約4対1の割合で、圧倒的に下げ銘柄数が多い。

さすがにベアマーケット、悲観的な記事が多い。今朝、目についたのは、「20のマネー・ルーザー」と題された、2007年度に膨大な赤字を計上した企業の特集だ。少し見てみよう。

第3の下げ波動

三種類のフィボナッチ、特に値戻しを利用するトレーダーが多いが、エリオットの波動を使うトレーダーも結構いる。スティーブ・ホッホバーグ氏は、エリオットの波動を基盤にしたマーケット分析で知られているが、こんな予想をしている。

原油高の今日、間違っても航空会社の株を買ってはいけない、と断言するアナリストが圧倒的に多い。二カ月ほど前になるが、大和証券とのインタビューで、ジム・ロジャーズ氏はこう語っている。

1、タイヤが5%から10%ほど値上がった。

2、ユナイテッド航空は、約950人のパイロットを一時解雇した。

今年ダウ指数は、14%ほどの伸びになるだろう、と予想していたジェーソン・トレナート氏(ストラテガス・リサーチ・パートナーズ)だったが、プラスマイナス0で終わることができればラッキーだ、と大きく見方を変えた。理由は、高騰する原油だ。
連休だ。独立記念日と言えば花火、ここ南カリフォルニアでは、ディズニーランドの花火が素晴らしい。しかし、私がよく覚えている花火は、飛行機の窓から見た花火だ。たまたま出張で、独立記念日の夜に飛行機に乗ったのだが、あれは印象的だった。

金曜は独立記念日、アメリカは祭日だ。いよいよ夏休みも本格的になり、言うまでもなく旅行シーズンなのだが、今年は去年と様子が違う。ビッグ・リサーチ社の調べによると、83%の人たちが夏の旅行を控えたいと回答し、ガソリン高の影響が表れている。

選挙と米国投資家

戦いの時が来た、米国消費者よ立ち上がれ!と、ポール・ファーレル氏のコラムは気合が入っている。今年は、大統領だけでなく、下院議員の選挙もある。経済のスランプが顕著になった今日のアメリカだけに、役に立たない議員を一掃するチャンスだ。

大人だけでなく、子どもの肥満も深刻なアメリカ、ついにフレッシュ・アップル・フライなるものが登場した。これは、今週から子ども向けとして、バーガー・キングで発売が始まるものだが、下記でコマーシャルを見ることができる。

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