単なる売り推奨ではなく、シティバンクでお馴染みのシティ・グループ(C)が、ゴールドマン・サックスのConviction Sell Listに載せられた。Convictionには、信念、確信、説得、有罪判決、という意味があるから、シティ・グループは超お勧めの売り候補銘柄リストに仲間入りしたわけだ。
(水曜、ボーイング(BA)がConviction Sell Listに加えられ、株価は7%近い大幅な下げとなった。)
問題はタイミングだ。シティ・グループの週足チャートを見てみよう。
切り下がる高値(赤)、そして切り下がる安値(青)。言うまでもなく、ダウントレンドの定義だ。これだけ、下げ基調が明確な今日、ここでConviction Sell List入り、と言われても何か白けてしまう。
それでは、2本の移動平均線を入れてみよう。
青は20週、そして赤が40週の単純移動平均線だ。かなり前から、両方とも下降が顕著になり、ハッキリとダウントレンドが示されている。
結論は、このスタン・ウエンスタイン氏の言葉に尽きると思う。
「チャートを見ることは、数千の決算報告や業績予想を見る以上の価値がある。」
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