9時少し前、原油は1バレル139ドルを突破して、高値を更新した。昨夜、サウジアラビアが原油を増産する、というニュースが報道されていただけに、弱めの寄付きを期待する人たちが多かった。フィル・フリン氏(アラロン・トレーディング)は、こう語っている。
「今朝の原油価格の上げ方は普通ではない。たしかに、ドルがユーロに対して安くなっているが、投機家たちは、このドル安ニュースに、あまりにも反応しすぎている。」
ドル安以外にも、北海の油田での一時的なトラブルを伝えるニュースが買い材料になったようだが、ダリン・ニューソム氏(DTN)によれば、買っているのは個人投機家たちだという。
サウジアラビアの原油増産に関して、ジェームズ・ウィリアムズ氏(WTRGエコノミクス)は、こんな意見を述べている。
「一日あたり20万バレルを増産するだけでは、原油市場を動かすことはできない。急騰する原油価格を抑えるために、サウジアラビアは、もう50万バレル増産を発表し、先物市場に介入して原油を大量に空売ることができる。」
ご存知のように、原油高のお陰で、航空チケット料金が上がっている。しかし、こんな状況でも、探せばまだ割安な航空券はある、とジョージ・ホビカ氏(airfarewatchdog.com)は言う。割安チケットを見つける方法として、ホビカ氏は、次の5項目を挙げている。
1、高い月曜と金曜を避けて、旅客数の減る、火曜と水曜を選ぶこと。
2、航空券が比較的安いのは秋だ。春、夏、冬は観光客が増え、航空料金も高くなる。
3、夏に旅行を計画しているなら、夏に人気の無い場所を選ぶこと。例えば、コロラドのスキー・リゾートへ夏出かける。
4、航空券の値段は、一日に三回変わり、朝が一番安い。
5、旅行代理店の企画する、パック旅行を利用する。ホテルや食事も付き、かなり安く旅行できる可能性が高い。もちろん、パック旅行だからといって、皆といっしょに行動する必要は無い。
(参考にしたサイト:http://money.cnn.com/2008/06/16/markets/oil/index.htm?postversion=2008061612
http://money.cnn.com/2008/06/16/pf/cheap_tickets/index.htm?postversion=2008061612