インフレ問題が手に負えなくなる前に、連銀は金利を引き上げるべきだ、というのがチャールズ・プロッサー氏(フィラデルフィア連銀総裁)の発言だ。氏は、連邦公開市場委員会の一員でもあり、最近2回の金利引下げには反対していた。
もちろん、現時点において金利引き上げを提唱する人は少なく、多くのマーケット関係者は、ここでの利上げは、ただでさえ弱い米国経済に大きな悪影響になるという見方をしている。
人気番組「マッド・マネー」を担当するジム・クレーマー氏は、火曜の番組でこう述べている。
「連銀はインフレ問題を優先させるのではなく、危機に瀕する米国住宅市場に、もっと積極的に取り組むべきだ。去年を思い出してほしい。金融市場、それに住宅市場は大きな問題に直面していたのに、バーナンキ議長はインフレをあまりにも気にしすぎて、これらの業界は5000億ドル近い損をだしてしまった。正に今日、バーナンキ氏は、同じ間違いを繰り返そうとしている。」
プロッサー氏の発言に対する掲示板の書き込みを見てみよう。
「連銀には、プロッサー氏のように、インフレ問題に真剣に取り組んでくれる人が、もっと必要だと思う。」 SuperMarioさん
「バーナンキ氏を首にして、プロッサー氏を連銀の議長にするべきだ。バーナンキ氏は、積極的に金利を引き下げて金融機関を助けたが、それは米国消費者に本当に必要なものではない。私たちが欲しいのは、安定したガソリン価格と食品価格だ。」 ValueInvestor1さん
「ここで金利を上げたら、金融市場と住宅市場が破壊されてしまう。」 FLVtaxman さん
「今、金利を引き上げたら、たしかに住宅市場は大変なことになると思う。しかし、そうすることで、住宅市場の底打ちを早めることができるのではないだろうか?」 bjonssonさん
「博士号を持っていなくても、今日のアメリカがインフレに襲われていることは、誰でも知っていることだ。それなのに連銀は、、、」 allthemoneyさん
「私には借金は無いから、金利引き上げには賛成だ。とにかく現状では、預金の利息が低すぎる。」 Knipftyさん
「インフレを解決するのは簡単だ。先ず、ガソリンを節約するために車を運転しないこと。それから、光熱費を節約するために暖房冷房は使わないこと。最後に、食費を節約するために食品を買わないこと。」 tburcherさん
チャールズ・プロッサー氏