Thursday June 12, 2008

US Market Recap

前労働省長官、ガソリン高を語る

最近4週間で、石油の供給量が2400万バレル近く減ったというニュースで、先物市場では原油が4.8%も上がっている。これで、またガソリンが高くなりそうだが、ジョン・パーソン氏(ナショナル・フューチャーズ・アドバイザリー・サービス)はこう述べている。

「相変わらず、米国、海外での原油需要は極めて高く、それに消費者は真剣にエネルギー節約を考えていない。これでは石油在庫量を増やすことは無理だ。」

クリントン政権時代、労働省長官を務めたロバート・ライク氏は、高くなったガソリンについて、四つの点を挙げている。

1、新興国、特に中国とインドでの原油需要が大幅に増え、これが最近6年間、原油価格が上昇し続けている大きな原因だ。

2、ドル安

ドルが下がる度に、米国の貿易赤字は増大し、原油だけに限らず海外からの輸入製品価格が高くなる。今年1月からの原油価格上昇は、50%の責任がドル安にあると思う。

3、海外の投資家だけでなく、米国の投資家も、米国経済の先行きを心配している。予想以上に、米国経済が悪くなった場合に備えての投資として、投資家たちは原油を選んだ。その結果、先物市場での原油投機が過熱状態になり、この異常な投機が、ここ数週間での原油値上がり最大の原因だと思う。

4、原油生産量増加を拒むOPEC。

そして、ライク氏は、こう結論している。

「米国の不景気、ヨーロッパ経済成長の減速を考え合わせると、原油は1バレル125ドルほどまで下げると思う。しかし、そこで投機家が積極的に買い始め、原油価格は135ドルあたりまで回復することだろう。ウォール街からは、原油は7月までに150ドルに達するという予想が出されているが、それは投機熱を高めることを目的に発表されたことだと思う。

どちらにしても、安いエネルギー時代は終わった。ガソリンは、1ガロン3ドル50セントくらいまで下がることもあるかもしれないが、まだスポーツ用多目的車(SUV)に乗っているなら、燃費の良い車に買い換えるべきだろう。それから、もし家の増築を計画しているなら、そんなことに金を使わないで、先ず厳しい気候に耐えることを考えてみよう。」

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ロバート・ライク氏

(参考にしたサイト: http://www.marketwatch.com/news/story/crude-futures-climb-much-4/story.aspx?guid=%7BC559D4C8%2D142F%2D4EDC%2DA925%2DB52C4528696D%7D

http://robertreich.blogspot.com/

 

http://kabukeizainani.blogspot.com/

Current Topics

岡本さんのブログから

下記は、「今日の岡本」からの抜粋です。

しっかし、秋葉原の殺人鬼。

いろいろなところで彼のサイトの書き込みが出ています。

例えば、ZAKZAKニュース

書いてあることは、僕自身も屈曲した人生を送って来たので、実は分からない訳ではありません。

でも、あの行動は…。

みんなを地獄に落としてしまいます。

相場も人生もそうですが、視点を変えて欲しかった。

「負けっぱなしの人生」…。

いいじゃないですか。

文章自体、分かりやすく、すっきりしているのですから、「負けっばないの人生」を全面に押し出して、「負けっばないの人生」を謳歌して「負け組の小説」「負け組の詩」など開き直って書き続ければよかった。

人生、いろいろありますが、見方次第では何とでもなるものだと思うんですが…。

Wall Street English

金利引き上げ?

NEW YORK (AP) -- Wall Street fell sharply Wednesday as oil prices rebounded, aggravating concerns that inflation may lead the world's central banks to raise interest rates.

原油価格の大きな反発で、更にインフレ懸念が高まり、これで世界の中央銀行は金利引き上げに踏み切るかもしれないという見方が強くなり、水曜、米国株式市場は大きく下げている。

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