アナリスト達は、Strong Buy、Buy、Hold、 Underperform、そしてSellという言葉で株の格付けをするのが一般的だが、ここでそれぞれの銘柄を見てみよう。(下は先週金曜の終了時点における状況。)
メリル・リンチ(MER)
モルガン・スタンレー(MS)
リーマン・ブラザーズ(LEH)
一目瞭然なのは、どれもHoldを推奨するアナリストが圧倒的に多い。Strong Buy(強い買い)、Buy(買い)、Sell(売り)というのは簡単に理解できるが、Holdというのはいったいどういう意味だろうか?英和辞典では、「保持する」、「持続する」、「維持する」、と説明されているから、Hold=株を持ち続ける、と解釈することができるが、詳しく説明するとこうなる。
・この株を既に持っている人は、買い足しや売却をしないで、この株を持ち続けること。
・この株を持っていない人には、この株の買いを奨めることはできない。
極論すれば、Holdは売り推奨と同じだ。まだ投資していないなら、この株は買わないほうが良いですよ、と言っているわけだから、Holdが圧倒的に多い銘柄は避けた方が無難だ。
上とは逆の例を一つ挙げておこう。
アップル(AAPL)
Strong BuyとBuyが目立ち、Holdを奨めるアナリストは4人だけだ。
(参考にしたサイト: http://biz.yahoo.com/rb/080602/usa_credit_banks_sp.html)
http://kabukeizainani.blogspot.com/