1、幸先の悪いスタート
X世代が大学を卒業した頃、アメリカの経済は低迷していた。更に、職場はベビー・ブーム世代の人たちで溢れ、そう簡単に昇進するのは不可能だ。
2、子どもの頃の思い出
X世代は、両親や近所の人たちが失業する、という状況を見ながら育った。そんなわけで、企業に対して懐疑的な見方をするようになってしまった。
3、少ない選択肢
今日の企業は、専門分野で働く、スペシャリストたちを求めている。言い換えれば、企業での仕事は細分化され、多くの選択肢を求めるX世代の体質に合わなくなっている。
4、低迷する今日の米国経済
X世代が、企業の経営陣に抜擢されてもおかしくない年齢に達した今日、肝心な米国経済が失速してしまった。これでは、企業が積極的に人事の変更をできない。
5、訳の分からない若い世代
X世代は、若い世代の直接的な上司だ。言うまでもなく、今日の若い世代を管理するなど、もちろん無理な話だ。
6、仲間外れ
ベビー・ブーマーと今日の若い世代は、お互いから学びあって、良い関係が職場で築かれている。しかし、X世代は、このサークルに入れない。
7、保守的
X世代は保守的だ。これでは、ますます改革の進む企業に対する、信頼感が薄れてしまう。
8、中途半端な知識
ベビー・ブームの世代なら、コンピュータの知識にある程度うとくても、周囲の人たちは許してくれる。しかし、X世代にはそれが許されない。ほとんどのX世代は、専門的にコンピュータを勉強していないから、大した知識が無い。もちろん、これでイライラするのが若い世代だ。
まだエリックソン氏の説明は続くが、このコラムに、こんな投稿があった。
「私自身もX世代です。職場では、ベビー・ブームの世代と、まるで注意欠陥過活動性障害(ADHD)を持っているような若い世代の板挟みになっています。このまま永久に、中間管理職で終わりたくないものです。」 Todさん
(参考にしたサイト: http://discussionleader.hbsp.com/erickson/2008/05/ten_reasons_why_the_relationsh.html)