マーク・ザンディ氏(Moody's Economy.com)は、こう語っている。
「これで、完全に利下げの可能性が無くなったわけではない。声明から読み取れることは、『我々はできるかぎりのことをした』、という連銀の態度だ。しばらく金利を据え置くことは正しい措置だと思う。米国経済は、たしかにまだ弱い。しかし、減速が鈍っていることも確かだと思う。」
他の話題をいくつか拾ってみよう。
・既に10種類以上の飲み物を揃えたスターバックス(SBUX)だが、この夏、二つの飲み物がデビューする。健康を意識した、フレッシュ・フルーツを使った飲み物、ということらしいが、早速こんな意見が出ている。「新ドリンクは売上に大した影響は無いだろう。指摘したいのは、スターバックスのコーヒー離れだ。新ドリンクが明確にしたことは、コーヒーだけではやっていけない、というスターバックスの苦しい状況だ。」 ダグラス・マッキンタイア氏(247wallst.com)
・CNBCのインタビューで、Tブーン・ピッケンズ氏(BPキャピタル・マネージメント)は、需給バランスを考慮すると、原油は1バレル125ドルに達する可能性がある、という以前と同様な見方を述べた。更に氏は、今日のエネルギー株は、1バレル70ドルから75ドルの原油価格が反映されているだけだ、とも語っている。(現在の原油価格は1バレル114ドル70セント。)
・「石油会社は儲けすぎだ!」、と消費者がますます苛立つ今日この頃だ。しかし、今日のエクソン(XOM)の増配発表は、更に消費者を怒らせる結果になってしまった。一株あたり35セントの配当金が40セントに引き上げられる、ということだから、約14%の上昇になる。決して悪いパーセンテージではない。だが、40セントで利回りを計算すると、たったの1.7%にしかならない。
・大手証券ゴールドマン・サックスが倹約ムードだ。ニューヨークのオフィスでは、無料だったボトル入りの水、それにコカコーラなどのソフト・ドリンクが有料になった。そして、ロンドンのオフィスは残業をする社員のために夕食とタクシーのサービスがあったが、経費削減のため取りやめになった。
(写真:CNNから)
(参考にしたサイト: http://online.wsj.com/article/SB120951983067754945.html?mod=hps_us_whats_news
http://www.247wallst.com/2008/04/t-boone-pickens.html
http://wallstfolly.typepad.com/wallstfolly/2008/04/the-perks-keep.html
http://biz.yahoo.com/ap/080430/exxon_dividend.html?.v=1
http://money.cnn.com/2008/04/30/news/economy/fed_decision/index.htm?postversion=2008043014)