先ず、ここからは買える、という意見を要約しよう。
・決算は思ったほど悪くない。逆に、予想以上に内容の良いものが多い。
・金融市場の混乱は、最悪の事態から脱した。
・インフレの一原因となっていたドル安だが、最近ドルの上昇が始まった。
まだ買えない、という理由を、ジム・ジューバック氏(MSNマネー)はこう説明している。
・上昇が止まらない原油とガソリン価格。言うまでもなく、米国経済を支える消費者に、大きな重荷となる。
・インフレ。連銀は金利引下げ政策を終了させる可能性がある。
・下げが続く住宅価格。これ以上の住宅市場のスランプは、銀行などの金融機関が、更に大きな評価損を計上する結果になる。
・上昇する米国失業率。これでは、アナリストが予想するような、早い経済の回復は見込めない。
・顕著になった世界的な経済の減速。
・数回におよぶ挑戦にもかかわらず、S&P500指数は、なかなか1400を超えることができない。本当にマーケットが回復しているなら、このレベルを、簡単に突破できるはずだ。
・たとえ相場が好調な年でも、統計的に、5月から10月の相場は弱くなる傾向がある。
S&P500指数 (日足: 金曜大引けまで2時間の時点)
(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/2008/04/25/markets/thebuzz/index.htm?postversion=2008042511
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/JubaksJournal/DontTrustThisMarketRally.aspx)