不況に左右されないはずのアダルト産業に異変が起きている。特に目立つのはアダルトDVDの売上だ。地域によってバラつきはあるが、平均で10%から30%ほど売上が落ちている。
オンラインのアダルト・サイトは、たしかに膨大なヒット数がある。しかし、売上の方は下降基調になり、サイト経営者は頭が痛い状態だ。こんな状況だから、とうぜんコスト削減が実施され、ただでさえ少ないアダルト映画の制作費も削られている。
アダルト業界が不振とは知らなかった。では、お馴染みのアダルト銘柄を見てみよう。
プレイボーイ(PLA)週足
萎えた感じだが、底固めをしているようだ。月足に移ろう。
長期サポートレベルのテスト中だ。もちろん、これだけでは下げ止まったかもしれない、といった程度の結論しか出せない。
一つ面白い材料がある。
(資料:moneycentral.msn.com)
上は、2007年12月31日にレポートされた、プレイボーイ株を保有する主な機関投資家リストだ。青で囲ったところに注目してほしい。0.0は持ち株数に変化は無く、8.0なら、その機関投資家は持ち株を8%増やしたことを示す。逆に赤の数字なら、その機関投資家は、持ち株を減らしたことになる。
見ての通り、機関投資家による買い足しが目立つ。株が、サポートライン(月足参照)を割らない、という保証は無い。しかし、機関投資家の動きを見る限り、長期投資として行けるかもしれない。繰り返しになるが、行けるかもしれない。これだけ無料動画サイトが氾濫すると、プレイボーイには、かなり画期的な案が必要だと思う。
(参考にしたサイト: http://www.variety.com/VR1117984246.html)