Thursday March 27, 2008

US Market Recap

単なる騙し?

マーケットは底を打ったのだろうか、という質問を頻繁に聞くようになった。サブプライム問題、信用収縮、インフレ、不景気、と心配事は多いのだが、経営難に陥っていたベアー・スターンズの救済買収ニュースで、一先ず悪材料は出尽くした、と結論する投資家が現れ始めている。

ヤフー・ファイナンスの意見調査を見てみよう。

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質問: 最近、マーケットに回復の兆しが見えるが、今、株を買っても安全だろうか?

回答:

・マーケットは底を打った。株を買っても大丈夫。  25%

・マーケットは横ばいになると思う。  31%

・今、株を買うのは危ない。最近の上げは騙しだ。  44%

回答数: 126608

(注:ヤフーにアクセスして誰でも参加できるアンケートだから、条件を厳しく設定した科学的な調査ではない。)

株は買いだ、と答えたのは全体の四分の一に過ぎない。大衆は、株式市場に対して、まだ冷たい見方をしているわけだ。

フィデリティ・キャピタルで、7年間トレード・デスクの責任者を務めた、ケビン・ハガティ氏の見方を記しておこう。

「金融派生商品(デリバティブ)の下げは、ほぼ終わりに近づいた、などと結論するのはあまりにも早すぎる。連銀には、経済サイクルを変える力は無い。現在、金融市場が直面しているのは、いつものようなありふれた下げとは全く異質のものだ。連銀が、よほど画期的な救済対策を実施しないかぎり、S&P500指数が安値を更新する確率は高い。」 (注: ここで言う金融派生商品は、主に不動産担保証券のこと。)

ビジネス・ウィークに載せられた、読者からのコメントを一つ紹介しよう。

「極端に楽観的な意見、そして必要以上に悲観的な意見に正確なものは無い。同様に、この意見は100%正しい、と主張する人も間違っている。誰にも100%正確な経済予想をすることはできない。どんな意見やコメントも、単なる意見やコメントであり、要するにゴシップのようなものだから、それを使って適切な投資をするのは不可能だ。」 Ronさん

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(参考にしたサイト: http://www.tradingmarkets.com/.site/stocks/commentary/khview/-75983.cfm

http://www.businessweek.com/investor/content/mar2008/pi20080325_853616.htm?chan=top+news_top+news+index_businessweek+exclusives

Stocks You Need To Know About

S&P500指数

週足

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下降するトレンドラインに接近中。

Wall Street English

CNNから

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質問: 経済を救える大統領候補者はだれ?

・ヒラリー・クリントン  30%

・ジョン・マケイン  39%

・バラック・オバマ  30%

回答数は26585

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発行:株式会社ブレイクスキャン 監修:株式会社デイトレードネット