「ベアマーケットのラリーは騒がしい」、と投資アドバイザーのギャリー・カルトバウム氏は言う。火曜、米国株式市場は約6年ぶりに見る大幅上昇を記録し、言うまでもなく投資家たちはホッと一息だ。早速、マーケットの底打ちを宣言する人も現れているが、カルトバウム氏は、こんなデータを提示している。
2001年1月3日の14.17%を筆頭に、上は、ナスダック指数の上昇率トップ10だ。信じられないかもしれないが、10回中9回は、ベアマーケットで起きている。正に、カルトバウム氏の言うように、ベアマーケットのラリーは騒がしい。
火曜の「マッド・マネー」で、ジム・クレーマー氏は、視聴者にこう語っている。
マーケットのラリーは数日間続くことだろう。しかし、株式市場が本当に底を打つのは、更に住宅価格が下落してからだ。現在のマーケット環境に耐えられない人は、今日のような反発ラリーを利用して、持ち株を処分するのがいいだろう。
なかなか控えめなクレーマー氏だが、それでは、どんな銘柄に焦点を合わせたら良いのだろうか?
投資対象になるのは、ここまで順調に行っている銘柄だ。例を挙げよう。
Chevron Corp. (CVX)、Exxon Mobil Corp. (XOM)、Transocean, Inc. (RIG)、Devon Energy Corporation (DVN)、Apache Corp. (APA)、Mosaic Co. (MOS)、Deere & Company (DE)、Potash Corp. of Saskatchewan, Inc. (POT)、Agnico-Eagle Mines Ltd. (AEM)。
もう一つクレーマー氏は、少し変り種になるが、World Wrestling Entertainment Inc. (WWE)というプロレスの会社を紹介している。中国とヨーロッパにおけるプロレス人気、それに最近の決算発表によると利益は36%増、更に8%の配当利回りも魅力的だ、とクレーマー氏は言う。
「マッド・マネー」
(参考にしたサイト:http://www.tradingmarkets.com/.site/stocks/commentary/gkitermi/-75654.cfm
http://www.thestreet.com/story/10407316/1/cramers-mad-money-recap-this-rally-isnt-over.html)