マーケットが不安定な今日、投資家はバリュー株に焦点を合わせた方が良い、とアドバイスする人たちが多い。ようするに、収益、成長などを考慮して割安な株を狙え、ということだ。しかし、ベアマーケットになってしまったら、バリュー株も叩かれるのではないだろうか?
マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)は、こう語っている。
信じられないかもしれないが、ベアマーケットという状況で、バリュー株は下げ渋るだけでなく、実際に利益が出る可能性が高い。2000年から2002年の下げ相場では、マーケットは48.6%の下落となったが、この間、平均的なバリュー株は80%の上昇を見せた。1972年から1974年のベアマーケットでは、マーケットの下落幅は42%であったのに対し、バリュー株は約40%の利益が出た。
なかなか素晴らしい成績だが、バリュー株の欠点は、ブルマーケットにおける成長率がマーケットより劣ることだ、とハルバート氏は付け加えている。
それでは、バリュー株の条件を見てみよう。
・過去5年間の株主資本利益率は年平均で25%以上あること。
・投資利益率は15%以上あること。
・過去5年間の税引き前利益率は、業界平均の1.25倍以上であること。
・株価キャッシュフロー・レシオは、業界平均の80%以下であること。
・株価キャッシュフロー・レシオは0.1以上であること。
・負債資本比率は、業界平均の50%以下であること。
・従業員1人あたりの経常利益は、業界平均の1.5倍以上であること。
・株価は5ドル以上であること。
・アナリストの推奨状況は、平均でModerate Buy(控えめな買い推奨)以下であること。
以上の条件に当てはまる銘柄は、ここをクリック。(ブラウザはインターネット・エクスプローラを使ってほしい。)
そして、Try It Now !の下をクリック。
I See the Chartをクリックすると、下記のように、全ての条件を満たす銘柄が出てくる。
といわけで、現時点では、CHKEを筆頭に11銘柄ある。もちろん、これらは買い推奨ではなく、単なる投資のアイデアであることをお断りしておきたい。
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/SimpleStrategies/WhatWouldAYoungBuffettDoNow.aspx)