Tuesday February 26, 2008

US Market Recap

アップルは10項目に合格、しかし

Google, Apple Won't Let Us Down, Says Fund Manager、というヘッドラインを見つけた。あるファンドマネージャーが、「アップルに裏切られることはないでしょう」、と発言したらしい。言い換えれば、現在の株価は魅力的、ということになる。さっそく、長期投資家になったつもりで、アップルの12項目を調べてみた。

(12項目の説明は、ここをクリック)

1、出来高(50日平均): 46,358,066株  25万株以上だから合格。

2、短期値動き: 今日の株価は3カ月前より低いから失格。

3、長期値動き: 今日の株価は1年前より高いから合格。

4、収益: 過去4四半期の収益は、着実に上昇している。 合格。

5、一株利益:これも4の収益と同様に、過去4四半期、たしかな伸びを見せている。合格。

6、純利益: 過去4年間、順調に伸びている。合格。

7、アナリストの推奨状況:ほとんどのアナリストは、Strong BuyとBuyだから合格。

8、12カ月の目標株価: 現在の株価は、アナリストの示す目標株価より低いから合格。

9、アナリスト予想と利益: 実際に発表された一株利益は、いつもアナリスト予想を上回っているから合格。

10、利益見通し: 2008年の利益は、2007年を上回ることが予想されている。合格。

11、同業者との利益比較: アップルの利益成長率は、業界平均を上回っている。合格。

12、同業種PERとの比較: アップルのPERは、業界平均より高いので失格。

結果は、12項目中10項目の合格だから、長期投資を考慮しても構わない、と結論できる。しかし、問題は2番目の、「短期値動き」に失格していることだ。日足チャートを見てほしい。

0225aapl.png

(大引けまで1時間半)

青い線を入れたが、現時点では、下げ止まったかもしれない、といった程度のことしか言うことができない。要するに、チャート的には、まだ買えないわけだ。

個人投資家たちに人気のある、MSNマネーに、こんなことが書かれていた。

0225aapl2.png

短期見通し

向こう1カ月から2カ月間、成長株はニュートラル、大型株はニュートラル、そしてテクノロジー銘柄はニュートラル。

言うまでもなく、アップルは、上の三カテゴリーの全てにあてはまるから、短期的にはファンダメンタル的にも買えないわけだ。

(参考にしたサイト: http://www.thestreet.com/story/10404232/1/google-apple-wont-let-us-down-says-fund-manager.html

http://moneycentral.msn.com/detail/stock_quote?Symbol=aapl

Stocks You Need To Know About

ダウ指数に連動するDIA

日足(大引けまで15分)

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ギャップの上限と、下降する50日移動平均線に接近中。全体的には横ばいだ。

Wall Street English

1月の住宅市場

Home sales drop 0.4% in Jan., prices drop 5.1% (ロイターより)

1月の住宅販売件数は0.4%減、住宅価格はマイナス5.1%

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