久しぶりに、個人投資家たちに人気のある、fool.comへアクセスしてみた。こんな言い方もあったのか、と株と野球ファンを比較した、オースティン・エドワーズ氏のコラムが興味深かった。少し曲解になるかもしれないが、これが要点だ。
熱狂的なレッドソックスのファンは、どんなにチームが勝てないときでも、懸命に選手たちへ声援を送り続けた。(レッドソックスは、100年近く、ワールドシリーズで勝つことができなかった。)しかし、株で同様なことをすると、大変なことになる。
たとえば、あなたはJCペニー、シティグループ、プルテ・ホームズ、Eトレードの大ファンだったとしよう。どんなに収益が悪い時でも、決して売るようなことはせず、更に買い足して必死に応援をする。(2007年、それぞれの銘柄は40%を超える下げになり、特に倒産が噂されたEトレードは、84%の大幅な下落になった。)
エドワーズ氏が、株と野球ファンを比較するキッカケになったのは、ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)の、この言葉だという。
「株はスポーツではない。」
トレードで生じる損/利益に関して、ブレット・スティンバーガー氏(投資心理の研究家、トレーダー・コーチ)は、こんなことを提案している。
単に、今日はこれだけ儲かった、損が出た、といったことだけに気を取られてはいけない。下記のことを考慮してほしい。
・あなたには、損を出しやすい時間帯、儲けを出しやすい時間帯が存在しないだろうか?
・あなたには、損を出しやすい銘柄、セクター、そして儲けやすい銘柄やセクターがないだろうか?
・あなたは、どんな手法を使った時、一番効果的に利益を上げているだろうか?プルバックのトレードは損が多いが、ブレイクアウトのトレードでは、かなり勝率が良い、といったことはないだろうか?
・あなたは、どんなマーケット環境で利益を出しやすいだろうか?ダウントレンドのマーケットでは損ばかりだが、横ばいマーケットでは、ほとんど損が無い、といったことはないだろうか?
・トレードの株数を考えてみよう。少なめにトレードしている時ほど、利益を出しやすい、といったことはないだろうか?
・トレードの回数に注目してみよう。回数が多いほど、負け数も増えていないだろうか?
スティンバーガー氏
(情報源: http://traderfeed.blogspot.com/2008/02/examining-distribution-of-your-returns.html
http://www.fool.com/investing/general/2008/02/16/this-mistake-could-cost-you-a-fortune.aspx)