ディック・グリーン氏(ブリーフィング・ドット・コム)は、こう書いている。
今回発表になった指数には、新しい計算方法が採用されている。これが、どの程度指数に影響を及ぼしたかは不明だが、不景気の可能性を明確に表している。
ブルームバーグによれば、サービス・セクターは米国経済の90%を占めるというから、今回の発表で、投資家は心配材料がもう一つ増えてしまった。マイケル・モラン氏(大和証券アメリカ)は、こう語っている。
この下げ方は、全く驚きだった、としか言いようが無い。もし、この数字が本当に正確なら、米国経済はひどい状況に直面するだろう。
USA TODAYの掲示板も見てみよう。
・米国経済は、既に減速が始まっていたから、今日のニュースで驚くことはなかった。ようするに、下降スピードの勢いが増しただけだ。 Shadow2084 さん
・製造業は国外へ消え、現在アメリカに残っているのはサービス業だけだ。そして今日、このサービス業が落ち込んでいる、というのだから米国経済の先行きは暗い。 bubblehed738さん
・サービス業のマイナス成長は本当だろうか?私の住んでいる地域では、多くの小売店やレストランが求人広告を出している。問題は、人々がこの種の仕事に興味を失っただけではないだろうか? Helloさん
・住宅ローン・ブローカーのような、低迷の続く住宅市場に関連したサービス業の仕事が大きく減ったのだと思う。どちらにしても、これで更に個人消費が下がりそうだ。 McGarrett さん
もう一つ、トッド・サラモン氏(シェイファーズ・インベストメント・リサーチ)の言葉を記しておこう。
今朝の発表で、ついに棺桶に釘が打ち込まれた。これで投資家は、不景気が避けられないことを悟ったことだろう。
(参考にしたサイト: http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a0.aVyKt.EpM&
http://www.usatoday.com/money/markets/2008-02-05-stocks-tues_N.htm
http://biz.yahoo.com/ap/080205/wall_street.html
http://www.usatoday.com/money/economy/2008-02-05-ism-services_N.htm)