水曜に展開された、午後の猛反発を見て、ジム・クレーマー氏(マッド・マネー)は、早速マーケットの底打ち宣言をした。氏の意見が正しいかどうかは別として、あの勢いでまくし立てられると、何となくそうかもしれない、と思ってしまうから不思議だ。それでは質問しよう。今年ここまで、と言ってもまだ始まったばかりだが、一番成績の良い上場投信は何だろうか?
正解:
1、UltraShort Semiconductor ProShares (SSG): +51.6%
2、MACROshares Oil Down Tradeable Shares (DCR): +33.5%
3、UltraShort Russell MidCap Gr ProShares (SDK): +31.3%
上記3つには、一つの共通点がある。1のUltraShort Semiconductor ProShares は、半導体セクターが下がると上がり、2のMACROshares Oil Down Tradeable Shares は、オイルセクターが下がると上がり、そして3のUltraShort Russell MidCap Gr ProSharesは、中型株指数が下がると上がる仕組みになっている。要するに、三つとも空売り専門ファンドだ。
一般的に、空売りはやり難い、というイメージがある。しかし、空売り専門上場投信なら、普通の株に投資するように買えばよいだけだから、信用取引口座を作る必要は無い。
最近、為替取引に興味を持つ人たちが増えているが、もちろん為替専門の上場投信もある。繰り返しになるが、上場投信だから、特別な口座を開く必要はなく、普通の株口座で売買できる。下記が為替上場投信だ。
・CurrencyShares Japanese Yen Trust (FXY): 円
・CurrencyShares Euro Trust (FXE): ユーロ
・CurrencyShares Australian Dollar Trust (FXA): 豪ドル
・CurrencyShares British Pound Sterling Tr (FXB): 英国ポンド
・CurrencyShares Canadian Dollar Trust (FXC): カナダ・ドル
・CurrencyShares Mexican Peso Trust (FXM): メキシコ・ペソ\n
・CurrencyShares Swedish Krona Trust (FXS): スウェーデン・クローナ
・CurrencyShares Swiss Franc Trust (FXF): スイスフラン
どの上場投信も米ドルと比較され、円高を予想するなら、CurrencyShares Japanese Yen Trust を買うわけだ。
その他にも、多くの種類の上場投信があるが、それはまたいつかの機会に紹介しようと思う。
(参考にしたサイト: http://www.etftrends.com/2008/01/short-etfs-shin.html
http://www.currencyshares.com/?gclid=CIbV8vvSj5ECFQw3YQoduRrMxw)