Thursday January 10, 2008

US Market Recap

真のコントラリアン、アーウィン・ヤマモト氏

新年早々パッとしない相場だ。ただでさえ鬱陶しいのに、こんな時に限って、マスコミは超悲観的な専門家の意見を報道するものだ。例えば、ダウジョーンズ社のmarketwatch.comには、万年ベアで知られるアーウィン・ヤマモト氏のコラムが掲載されている。さっそく斜めに読んでみたが、氏は二つのことを推奨している。

1、現金(マネー・マーケット・ファンド)

2、Rydex Ursa Fund(RYURX)

先ず、100%の資金をマネー・マーケット・ファンドに入れる。これなら、元本割れの心配が無く、4%から5%の利子を得ることができる。

次に、マーケットの上昇が来るのを待つ。出来れば、高値の更新を確認した後で、5%から10%の資金(多くても20%)を、マネー・マーケット・ファンドからRydex Ursa Fund(RYURX)に移す。マーケットが新高値を樹立できない場合は、Investors Intelligence、Market Vane、そしてAmerican Association of Individual Investorsなどを利用して、投資心理が超強気になった時点で、資金をRydex Ursa Fund(RYURX)に移しても構わない。(注: Rydex Ursa Fund(RYURX)はベアファンドと呼ばれ、株式市場が下がると上がり、逆にマーケットが上がると下がる仕組みになっている。)

万年ベアのヤマモト氏にとって、ベアファンドの利用は、有効な投資方法の一つだ。大衆が強気になったところでベアファンドに資金を移し、下げ相場で皆がパニックしている時に、ベアファンドを利食って資金をマネー・マーケット・ファンドに戻すわけだ。

今年は、投資家にとって特にキビシイ年になる、とヤマモト氏は言う。とにかく悪材料が多すぎる。

・スランプの続く住宅市場

・高まる不景気の可能性

・膨大な貿易赤字

・減少する企業利益

・インフレの悪化

まだこれ以外にも、氏は株に悪影響となる要素を挙げているが、さすがに万年ベア、悪材料を見つけるのは得意のようだ。

コラムの後半に、ヤマモト氏は、こんなことを書いている。

「私はコントラリアン(逆張り専門)だ。大衆が投げる時に買い、大衆が買いに奔走する時に売る。コントラリアンという表現をしないなら、私は、卸売価格で買って小売価格で売るビジネスマンだ。」

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アーウィン・ヤマモト氏

情報源: http://www.marketwatch.com/news/story/how-profit-new-years-carnage/story.aspx?guid=%7B26F33279%2DAC63%2D4239%2DBE38%2DFADA5C724D44%7D

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月足

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上昇するチャンネルの下辺が迫り、マーケットは、そろそろ反発できそうだ。

Wall Street English

もし反発したら

BIG BOUNCES lie ahead...any day...any moment. Bounces relieve oversold conditions after ugly drops. I would use these bounces for any additional selling you need to do in the many broken sectors and stocks that are out there. ギャリー・カルトバウム氏(投資アドバイザー)

要約すると、「マーケットは、かなり売られ過ぎだから、大きな反発がそろそろあるだろう。もちろん、それは空売りのチャンスだ。」

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