もし大統領候補者が株だったら、という変わったタイトルで、ダニエル・グロース氏がslate.comにコラムを書いた。現在、ニューハンプシャー州では予備選挙が行われ、アイオワ州で勝者となったオバマ氏の2勝目を予想する報道が多い。
それでは、グロース氏の説明を見てみよう。
・バラック・オバマ氏(民主党): 代替エネルギー銘柄 (Strong Buy 強い買い推奨)
まだ実用は不可能、と批判する保守的な人たちもいるが、若い世代、そして新しいアイデアを求める投資家に人気だ。
・ヒラリー・クリントン氏(民主党): シティグループ (Hold 中立、継続保持)
言うまでもなく、豊富な資金を抱える巨大企業だが、1990年代のような華やかさは無い。ライバルを過小評価し、市場シェアを失いつつある。
・ジョン・エドワーズ氏(民主党): マクドナルド (Hold 中立、継続保持)
あまりにも大衆的、それに不健康、とエリートや社交界から嫌われている。気前よく、安い肉とポテトを提供することで、労働階級には人気がある。
・マイク・ハカビー氏(共和党): チックフィレー (Buy 買い推奨)
安く健康的な南部スタイルのチキンを武器に、都会のステーキに挑戦する。更に、積極的に宗教も取り入れ、農村部の有権者に人気がある。
・ミット・ロムニー氏(共和党): ブラックストーン・グループ (Hold 中立、継続保持)
巨大な富を誇示して、大衆を魅了しようとしているが、低迷する株価で分かるように、投資家たちは騙されていない。
・ルドルフ・ジュリアーニ氏(共和党): ベア・スターンズ (Sell 売り推奨)
致命的な投資戦略の欠陥で、アイオワ州とニューハンプシャー州の予備選挙に、最初から参加していない。大きな評価損の計上は間違いない。
・ジョン・マケイン氏(共和党): ゼネラルモーターズ (Buy 買い推奨)
傷ついた老兵だが、まだ諦めてはいない。競争相手の失速で、市場シェアを回復しつつある。
オバマ氏