トレードをしている人たちは、「自分のルール」という言葉をよく口にする。これを聞くたびに思い出すのは、作家の生島治朗氏だ。ハードボイルドであることの一条件として、氏は「自分のルールを守りぬいていること」、をあげている。そこで今日は、ガイ・ラーナー氏(thetechnicaltake.com)が語る、トレードを向上させるルールを見てみよう。
1、データを重要視すること
どのやり方が効果的で、どのやり方がダメなのかを、実際のデータに基いて判断すること。客観的な態度に徹して、主観的なトレード判断をしないこと。
2、常識を鵜呑みしない
「株価は50日移動平均線より上だ」、「連銀に逆らうな」、などといったことが頻繁に言われるが、いったいそれらには、どんな意味があるのだろうか?先ず、自分の目でデータを検討すること。株価が50日移動平均線より上でも、全てが買えるわけではないから、どんな場合に買えるのか、という自分なりのルールを作ることが大切だ。
3、資金の管理
トレードの方法論ばかりが重要視されるが、それと同等、あるいはそれ以上に大切なのが資金管理だ。あなたには、マーケットを変える力は無い。しかし、どこで利食い、どこで損切るかは自由に決めることができる。とにかく、資金管理の重要性を強調したい。
4、タイムフレーム
あなたは、何分足のチャートでトレードをしているのだろうか?3分足を使っている人が、状況の変化で、突然投資家になってしまうことがある。間違っても、こんなことを言ってはいけない。「待て、ここで損切る必要は無い!日足チャートを見てみろ。そろそろサポートラインにぶつかる。」
5、現実的なゴール設定
どんなに優れたトレード方法でも100戦100勝は有りえない。データの裏付けがある方法なら、一度や二度の損で、簡単に諦めてはいけない。
6、情熱
あなたは、トレードが本当に好きだろうか?嫌いなことをして成功するのは難しい。
7、得意技
沢山のやり方を学ぶより、先ず、一つの手法に精通すること。
(参考にしたサイト: http://www.thetechnicaltake.com/)