値嵩株、低位株、割安株、成長株、と株の分類方法は色々ある。もちろん、成長株、割安株だからといって、必ず儲かるという保証は無い。木曜の「マッド・マネー」(株番組)で、ジム・クレーマー氏は、実用的な株の分類方法を紹介している。さっそく要点を見てみよう。
今、実際に自分が持っている株を、次のように分けてほしい。
1、積極的に買い足したい株。
2、もし下がったら買い足したい株。
3、あと5%から7%上がったら売りたい株。
4、今直ぐ売って処分したい株。
なぜ、この分け方が効果的なのだろうか?クレーマー氏は、こう説明している。
投資家が試されるのは、順調にマーケットが上げている時ではなく、下げ相場や急落に直面した時だ。もちろん、たとえ上昇相場でも、利食いなどが原因になって、株は数日間の下げを展開することもある。こんな下げに直面した時、計画の無い投資家は、単にオロオロするだけだ。
下げているからといって、ただ買い足すのは馬鹿げている。しかし、持ち株の分類が出来ていれば、冷静に買い足しができる。下げの場面で買えるのは、1と2に属する株だけだ。もちろん、3と4に属する株は売りだ。(売って得た資金を、1と2に回すのも良いだろう。)
もしマーケットが急落するなら、1と2を買う前に、確かめてほしいことがある、とクレーマー氏は言う。
なぜマーケットは下げたのだろうか?言い換えれば、下げ原因となった銘柄はどれだろうか?もし銀行株が下げ要因なら、銀行だけでなく、それに関連した株を買ってはいけない。ようするに、1と2に属する銘柄が、マーケットの下げ原因となった株と同じセクターなら買い足してはいけない。
クレーマー氏
(参考にしたサイト: http://www.cnbc.com/id/15838459)