2007年を振り返って、フォーチン誌は、信じられないビジネスニュース、トップ101を発表した。筆頭は、続々とリコールになった中国製品だ。有害な鉛を含んだ塗料が使用されたオモチャ、汚染されたペットフード、エチレン・グリコール入りの毒練り歯磨き。これでは、怖くて中国製品は買えない。
・メリルリンチ
2007年第1四半期、ファースト・フランクリン・ファイナンシャルを買収して、メリルリンチは世界最大のサブプライム不動産担保証券の引受会社になった。記者会見では、サブプライムの影響はほとんど無い、と言っていたエドワーズ氏(最高経営責任者)だが、10月、メリルリンチは79億ドルという膨大なサブプライムに関連した評価損を計上した。
・ハイテク・トイレ
日本では広く行き渡ったTOTOの製品だが、アメリカで、3度ほど火災が発生する、という事件が起きた。直ぐにTOTO側は、無料で修理をし、広報担当者はこう語った。「幸いなことに、火災の発生はトイレ使用中ではありませんでした。もし使用中なら、火の位置はちょうどお尻の下です。」
・KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)
ユーチューブ(YouTube)で公開された、この閉店後のようすが、全米で大きな話題となった。
・ディズニーランド
スモールワールドの館内は、小さなボートに乗って見るのだが、こんな問題が起きている。太った人が乗りすぎると、ボートの沈み方が深くなり、そのためボートの底が水路の底に触れてボートが動かなくなってしまう。そこでディズニーランド側は、無料の食券と引き換えに、太った乗客にボートを降りてもらっている。
・グーグル
ベルギーの情報テクノロジー会社は、グーグルが消費者に有害となる広告を受け付けるかどうかを試してみた。これが広告だ。「あなたのコンピュータは、ウイルスにおかされていませんか?感染したければ、ここをクリックしてください。」結局、グーグルはこの広告掲載を受け付け、409回のクリックがあったという。
・アップル
Shea O'Gormanさん(9才)は、スティーブ・ジョブズ氏(アップル最高経営責任者)に、iPod Nanoを改善するための、いつくかのアイデアを手紙で送った。しかし、O'Gormanさんの受け取ったのは、「もう二度とアップルに同様な手紙を送らないでほしい」、というアップルの弁護士からの返事だった。
(参考にしたサイト: http://money.cnn.com/galleries/2007/fortune/0712/gallery.101_dumbest.fortune/index.html)