December 2007 のトップ・ストーリー一覧

2007年度のマーケットが終わる。と言っても、既に年末年始の休みを取っている人が多いから、大晦日の米国株式市場は閑散となるだろう。余談になるが、誰よりも先に休暇を取ったのは、アナリストたちではないだろうか。普通なら毎朝、掃いて捨てるほどの格上げと格下げが発表されるが、最近やけに静かだ。

下げ場面で買える銘柄

値嵩株、低位株、割安株、成長株、と株の分類方法は色々ある。もちろん、成長株、割安株だからといって、必ず儲かるという保証は無い。木曜の「マッド・マネー」(株番組)で、ジム・クレーマー氏は、実用的な株の分類方法を紹介している。さっそく要点を見てみよう。

「ベナジル・ブット氏は、パキスタンを改革することができる、真の勢力だった。今日、自由と希望の声を失ったパキスタンは、核兵器能力を持つ単なる危険な国になってしまった。」 REFORMEDEXWHOLESALERさん

「これでブット氏の声を掻き消すことは不可能になった。ブット氏は真の殉教者だ。」 U2さん

商品券は迷惑?

クリスマスが終わりホッと一息、と言うと変に聞こえるかもしれないが、多くの米国消費者の本音だ。子どもや家族だけでなく、同僚や親しい友人へのクリスマスプレゼントで、とにかくこの時期は出費が大幅に増える。さて、ここで質問しよう。受け取って嬉しくないプレゼントとは何だろうか?

不景気は有りえない!?

アメリカが不景気に陥る、などといった見方を信じてはいけない、とエコノミストのベン・スタイン氏は言う。「不景気論は、ウォール街の売り手によって作られた話であり、単に私たちを脅そうとしているだけだ」、ということらしいが、もう少し氏の説明を聞いてみよう。

年末はこの5銘柄

いよいよ今年も大詰めだ。統計的に強い年末年始のマーケットに期待して、金曜の「マッド・マネー」で、ジム・クレーマー氏は、五つのターゲットを語った。さっそく見てみよう。

実質的な今年のマーケットが終わった。来週はクリスマス、年末休暇を取る人が多いから、マーケットは閑散とすることだろう。サブプライム問題、金融収縮、住宅市場の低迷、インフレ懸念、と材料には事欠かない一年だったが、2008年の投資テーマは何だろうか?

コーヒー戦争

圧倒的な強さを見せていたスターバックスだが、最近の低迷で、いよいよライバル視できる相手が現れた。名前は、ダンキン・ドーナツだ。高所得者がスターバックスの客層、ダンキン・ドーナツは一般庶民が相手などと言われているが、米国の消費者はどう思っているのだろうか?

本当の値段

ノースカロライナ州に在住するマリオンさんが、ニューズウィークのコラムニスト、ダニエル・グロース氏に、こんな質問をした。「全米不動産業協会(NAR)のアナリストが言うことは、本当に信用できるでしょうか?どう考えても、彼らの立場上、不動産業者にマイナスになるようなことは言わないと思います。」

パニックしているのは専門家

最近のニュースを読んでいると、銀行や証券会社に投資する人たちは、一人もいないような錯覚に陥ってしまう。フール・ドット・コムのコラムで、ティム・ハンソン氏は、こんなことを述べている。

トップは中国

2007年を振り返って、フォーチン誌は、信じられないビジネスニュース、トップ101を発表した。筆頭は、続々とリコールになった中国製品だ。有害な鉛を含んだ塗料が使用されたオモチャ、汚染されたペットフード、エチレン・グリコール入りの毒練り歯磨き。これでは、怖くて中国製品は買えない。

注目は大手証券会社

先週のマーケットを振り返って、ジェームズ・デポーレ氏(シャーク・アセット・マネージメント)は、こう語っている。「買い手たちは、株ではなく、クリスマス・ショッピングに忙しいようだ。しかし、今週のマーケットは多くのチャンスを提供してくれるだろう。たしかに、投資心理は良くないが、マーケットは売られ過ぎの状況にあり、それに今週は12月限のオプションも時間切れになり、高ボラティリティなマーケット展開になりそうだ。」

顕著になった物価高

金曜のラジオインタビューで、前連銀議長グリーンスパン氏は、米国が不景気に陥る可能性は50%、と述べた。半々の確率だが、以前は30%という見方の氏だったから、危機感が増したわけだ。それでは、下のチャートを見てほしい。

銘柄選びの12条件

12月の中頃から1月の終わりまでは、小型株が強くなることで有名だ。もちろん、言うまでもなく、小型ならどれでも行けるというわけではない。そこで今日は、ハリー・ドマッシュ氏から、小型銘柄の選び方を教えて貰おう。

悪いタイミング

ガッカリな金利引下げ幅で急落、と思えば、水曜のマーケットは打って変わって、威勢の良いスタートだ。いったい何が起きたのか?「電撃発表」といったヘッドラインもあったが、簡単に言えば、連銀は海外の中央銀行と協力して、信用収縮問題を解決するために、大量な現金を金融市場へ注入することになった。

狙いは食品セクター

連銀は、予想されたとおり、FF金利と公定歩合を、それぞれ0.25ポイント引き下げた。
(FF金利: 4.25%、公定歩合: 4.75%)

今年、急騰した原油価格が話題になったように、来年は食料品の値上がりが顕著になる、とジム・ジューバック氏(MSNマネー)は言う。消費者には嫌な話だが、違う立場から見ると、食品価格の上昇は投資チャンスだ。ジューバック氏の説明を聞いてみよう。

 

二つの金利引け下げシナリオ

火曜の連邦公開市場委員会で、0.5ポイントは無理でも、0.25ポイントの金利引下げが実施される、と予想するアナリストが圧倒的に多い。まるで100%利下げを確信したように、現在マーケットは0.7%ほど上げているが、シャーク・アセット・マネージメントの、ジェームズ・デポーレ氏はこう語っている。

年末に狙える株

12月も、あと3週間を残すのみとなったが、年末に起きる現象を利用した投資方法を紹介しよう。考案者は、逆張りで有名なジョージ・パットナム氏だが、先ず、年末に起きる現象から説明しよう。

悩むトレーダー

最近トレードがうまく行かない、とブレット・スティンバーガー氏のもとに、相談に来る人たちが増えている。それも、トレードを始めてまだ6カ月といったルーキーではなく、数年以上の経験を持つベテラントレーダーたちだ。何故、こんなことが起きているのだろうか?スティンバーガー氏の話を聞いてみよう。
今年も、ウォール街にサンタクロースが訪れるだろうか?ストック・トレーダーズ・アルマナックに、こんな統計がある。1969年以来、12月最後の5日間と1月最初の2日間で、マーケットは平均で1.6%の伸びがあり、逆にこの数日間が下げになると、マーケットは下げ基調に転ずる傾向がある。

もしもの場合に備えて

米国経済は、ビジネスサイクルの最終段階が終わろうとしている、とT. Rowe Priceのチーフ・エコノミスト、アラン・レベンソン氏は言う。2008年、企業利益の成長率は、今年の+3.3%から+0.6%に減少し、失業率は現行の4.7%から5%に上昇する、というのが氏の見方だ。

金、銀、鉄

11月から4月の相場は強いことで有名だが、今年は、いきなり11月につまずいてしまった。先月、ダウ指数は4%減、そしてS&P500指数はマイナス4.4%になり、マーケットの先行きを心配する人たちが増えている。

最近のヘッドラインから

一分で100万ドル、というAP通信の見出しがあった。何のことかと思って読んでみると、米国の抱える赤字は、1分間に100万ドル(約1億1000万円)の割合で増えている。言い換えると、現在アメリカが持つ国家債務は、国民一人当たりに換算すると3万ドル(約330万円)、というから驚きだ。
12月11日のFOMCで、金利が引き下げられることは既に株価に織り込まれ、現在マーケット関係者が議論しているのは、利下げ幅は0.25ポイントかそれとも0.5ポイントになるかだ。こんな状況だから、逆に利下げが無ければ、ちょっとした混乱になるだろう。

無駄使いは当たり前

江戸っ子は宵越しの金は持たない、と言われるが、まるで今日のアメリカ人のようだ。平均的な米国消費者の貯蓄率はゼロ、と発表されているが、とにかく金が手に入ると直ぐに使ってしまう。もちろん、現金が無くてもクレジットカードがあるから、やたらと借金だけが増えて、実質的な貯蓄率はマイナスだろう。

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