もし、あなたがグーグルに投資していたら、持ち株を既に売って、利益を確定していることだろう。トレンドライン割れ(A)、それにMACDからは売りシグナル(B)も出ているから、少なくとも二つの警報があったわけだ。
(資料:ザックス)
上は、1カ月前(1 Month Ago)、1週間前(1 Week Ago)、そして今日現在(Today)のアナリストの意見を表にしたものだ。1カ月前、グーグルに強い買い推奨(Strong Buy)を出していたアナリストは17人、1週間前も17人、そして今日も17人だから、何も変化は無い。見てのとおり、売り推薦(Sell)は相変わらずゼロを示し、アナリストが頼りの投資家は、いまだにグーグルを持っているわけだ。
それでは、Eトレードの日足チャートに移ろう。
明確なダウントレンドだ。
これだけEトレードは下げているのに、売りを主張するアナリストは一人もいない。おっと、明日この表には、少なくとも一人のアナリストが売り推奨として登場するようだ。
月曜、プラシャント・バティア氏(シティ・インベストメント・リサーチ)は、EトレードをHoldからSellに格下げし、目標株価を13ドルから7ドル50セントに引き下げた。更に氏は、Eトレードが倒産する確率は15%、と述べている。(24/7より)
そう言えば、ハリー・ドマッシュ氏が「Fire Your Stock Analyst(あなたの株アナリストを首にしろ)」、という本を書いていたな。(日本では、「プロの銘柄選択法を盗め」、というタイトルで販売されている。)